06-b-08
[季節] 仲夏（６月） 天文季題
[季題] 白南風（しろはえ）
[副題] なし。
梅雨が明けるころに南風が吹いて空が明るくなる。
この南風を梅雨の時期の黒南風と対比して白南風という。
白南風からは明るく晴れやかな気分を感じさせられる。
梅雨の晴間の明るい南風をも「白南風」と詠まれることがある。
白南風の俳句 清月俳句歳時記・野田ゆたか編纂のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成２２年１月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏（６月） 天文季題 [季題] 白南風（しろはえ） [副題] なし。 梅雨が明けるころには、南風が吹いても空が明るくなるので、この南風をいう。明るく晴れやかな気分を感じさせられる。 露の晴間の明るい南風をも「白南風」と詠まれることもある。 白南風の俳句 白南風や茶房の窓は海に開け 西﨑佐知 白南風の俳句 白南風に大琵琶果てしなき自由 門田窓城 白南風の俳句 白南風や天に聳ゆる通天閣 土井木賊 白南風の俳句 白南風や白さ際立つ石川門 高橋泉也 白南風の俳句 白南風に揺るる梢の軽みかな 長嶺 勇 白南風の俳句 白南風の伸ばせし雲に天守閣 栗林清揺 白南風の俳句 白南風や竹生島まで指呼にして 水野恵以 白南風の俳句 白南風や前髪軽しペタル踏む 岩崎久代 白南風の俳句 白南風や雲払いてか日の光 山口広子 白南風の俳句 白南風や仁王の眼爛燗と 小笠原ひろみ 白南風の俳句 白南風や湖畔を犬と歩きけり 小川比呂 白南風の俳句 白南風や海べの丘の観覧車 松葉律子 白南風の俳句 白南風やヨット満帆疾走す 水野良子 白南風の俳句 白南風や指呼なる島へ旅ごころ 竹中三津子 白南風の俳句 白南風や島の港は野面積み 長田穂峰 白南風の俳句 白南風や波を蹴立てし警備艇 中山泰山 白南風の俳句 白南風や汀近くの句碑に佇つ 長谷山順江 白南風の俳句 白南風にゆつくり名所巡りけり 前田甲山 白南風の俳句 白南風やみどり児ふたり寝落ちたり 野田ゆたか