06-b-01
[季節] 仲夏（６月） 天文季題
[季題] 五月晴（さつきばれ）
[副題] 梅雨晴（つゆばれ） 梅雨晴間（つゆはれま）
五月晴の「五月」は旧暦の五月(梅雨月)をさす。
「五月雨」に対する「五月晴」すなわち梅雨の最中の晴間をいう。
新暦の５月の晴間として使う俳人もいるがその意が伝統俳句でいう五月晴とは異なる。
梅雨晴は梅雨が明けて晴天が続くようになることをいう場合もある。
五月晴れの俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets-June noda yutaka／[季節] 仲夏（６月）天文季題[季題] 五月晴（さつきばれ）[副題] 梅雨晴（つゆばれ）▼副題『梅雨晴』の例句へ▼副題『梅雨晴間』の例句へ五月晴の「五月」は旧暦の五月(梅雨月)をさす。「五月雨」に対する「五月晴」すなわち梅雨の最中の晴間をいう。新暦の５月の晴間として使う俳人もいるがその意が伝統俳句でいう五月晴とは異なる。梅雨晴は梅雨が明けて晴天が続くようになることをいう場合もある。／五月晴れの俳句 新しき鴟尾燦然と五月晴 稲福昌一／五月晴れの俳句 外つ国へ発つ花嫁や五月晴 岡崎桜雲／五月晴れの俳句 五月晴ひかり集めて潦 加藤美津子／五月晴れの俳句 五月晴絵馬に狐の笑ひ顔 川崎郁子／五月晴れの俳句 祝はるる卒寿の個展五月晴 橋本照子／五月晴れの俳句 健やかに迎ふ卒寿や五月晴 杉橋てつ／五月晴れの俳句 家中のカーテン洗ふ五月晴 保坂道子／五月晴れの俳句 五月晴れ南アは白く空青し 鈴木かね／五月晴れの俳句 本殿の朱色まぶしき五月晴 田中雍子／五月晴れの俳句 記念句座門葉揃ふ五月晴 吉野濃菊／五月晴れの俳句 一片の雲のなき空皐月晴 綾井 美／五月晴れの俳句 絶景や眼下みなとの五月晴 吉井静代／五月晴れの俳句 冨士仰ぐ我がふるさとの五晴晴 湯澤正枝／五月晴れの俳句 金色の鴟尾の眩しき五月晴 中野千江子／五月晴れの俳句 あまぎりの出航祝う五月晴 木村宏一 ／五月晴れの俳句 美しく共に白髪の五月晴 橋本幹夫／五月晴れの俳句 十才も若く言はれて五月晴 橋本典子／五月晴れの俳句 甲斐駒のすくつと屹てり五月晴 足立山渓／五月晴れの俳句 引鶴誌永久に栄えて五月晴 正木和子／五月晴れの俳句 水煙の湧き立つダムや五月晴 石崎そうびん／五月晴れの俳句 五月晴老の力で布団干す 大西吉子／五月晴れの俳句 ゴルファーの雲に一打や五月晴 池下よし子／五月晴れの俳句 五月晴空港島を遥かにす 長谷山順江／五月晴れの俳句 明治帝御幸の須磨の五月晴 八木 徹／五月晴れの俳句 毎年の母の忌日は五月晴 秋山英身／五月晴れの俳句 気がかりの一つほどけし五月晴 中橋京子／五月晴れの俳句 放水のシュプール描く五月晴 瀬尾睦夫／五月晴れの俳句 五月晴待ってましたと布団干す 吉岡英子／五月晴れの俳句 五月晴加茂街道を腰輿行く 松宮育子／五月晴れの俳句 五月晴臨時バス出て矢田の里 大畠宮子／五月晴れの俳句 リハビリの母が影持つ五月晴 野田ゆたか