05-g-11
[季節] 初夏（５月） 植物季題
[季題] 鉄線花（てつせんくわ／てっせんか）
[副題] なし。
初夏のころ蔓に咲く。
暗紫色の蕊が密集する直径５〜８センチの６弁花を一茎に一花をひらく。
その花弁に見えるのは萼片が平開したもの。
原種は黄白色だが園芸品種の花色には白・淡紫・桃などがある。
茎が鉄線のように細く硬い。中国原産で江戸時代初期に渡来した。
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鉄線花の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a glossary of seasonal words for haiku poets／[季節] 初夏（５月）植物季題[季題] 鉄線花（てつせんくわ／てっせんか）[副題] なし。初夏のころ蔓に咲く。暗紫色の蕊が密集する直径５〜８センチの６弁花を一茎に一花をひらく。その花弁に見えるのは萼片が平開したもの。原種は黄白色だが園芸品種の花色には白・淡紫・桃などがある。 茎が鉄線のように細く硬い。中国原産で江戸時代初期に渡来した。／鉄線花の俳句 柴折戸を入りて目につく鉄線花 土井木賊／鉄線花の俳句 咲き疲れ水平崩す鉄線花 門田窓城／鉄線花の俳句 鉄線花咲かせて寡婦の凛と生く 稲福昌一／鉄線花の俳句 鉄線てふ逞しき蔓花咲かす 水野良子／鉄線花の俳句 庵の扉に忍ぶ紫鉄線花 西村舟津／鉄線花の俳句 庇まで背伸びして咲く鉄線花 前川嘉風／鉄線花の俳句 鉄線花蔓を絡めてまわりみち 橋本幹夫／鉄線花の俳句 鉄線花みやびをつなぐ濃むらさき 高橋泉也／鉄線花の俳句 毅然たる姿床しき鉄線花 梅田澄子／鉄線花の俳句 鉄線花咲いて生垣さりげなく 木村宏一／鉄線花の俳句 雨の間に垣根越したる鉄線花 有馬やよこ／鉄線花の俳句 思ひ切り花弁広げて鉄線花 山本青水／鉄線花の俳句 鉄線花まこと鋼の茎細し 松葉律子／鉄線花の俳句 とりどりの花火象る鉄線花 川上真太郎／鉄線花の俳句 雨霽れて凛と競いし鉄線花 小島春子／鉄線花の俳句 鉄線花備前に入れて床の間に 松村和子／鉄線花の俳句 凛と張る紫清し鉄線花 迫間喜美子／鉄線花の俳句 紫の雨の雫や鉄線花 志村万香／鉄線花の俳句 塀越しに顔を出したる鉄線花 筒井省司