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[季節] 初夏(5月)         植物季題

[季題] 菖蒲(しやうぶ/しょうぶ)

[副題] 菖蒲髪(しやうぶがみ/しょうぶがみ)
 
    菖蒲酒(しやぶざけ/しょうぶざけ) あやめぐさ
 
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 湿地に群生し土中に長い白色多肉根茎があり往々紅色を帯びる。
 
 葉は並行脈が通り剣形で長さ60〜90cm根茎とともに芳香がある。
 
 初夏のころ淡黄色の小花多数を肉穂花序に開く。
 
 端午の節句にはこれを軒端にかけ菖蒲髪・菖蒲酒・菖蒲湯に用いる。
 
  ※菖蒲湯は別題となる。 菖蒲湯の項にリンク
 

 
菖蒲の俳句 清月俳句歳時記5月の植物俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初夏の俳句(5月の俳句) 植物季題 [季題] 菖蒲(しやうぶ/しょうぶ) [副題] あやめぐさ 湿地に群生する多年草で、土中に長い白色多肉根茎があり、往々紅色を帯びる。 葉は並行脈が通り、長剣形で長さ60〜90センチ、根茎とともに芳香がある。初夏のころ、淡黄色の小花多数を肉穂花序に開く。昔は、これを「あやめ」といった。 端午の節句にはこれを軒端にかけ頭にかざし、菖蒲酒を造り、菖蒲湯をたてる。 ※花菖蒲や渓?とは異種である。<例句>/菖蒲の俳句 菖蒲生けり去年の鰯の髑髏 松尾芭蕉/菖蒲風の俳句 一陣の菖蒲風なり四阿に 長嶺勇/菖蒲咲くの俳句 菖蒲咲く道板橋を渡りけり 志村万香/白菖蒲の俳句 文机にありて親しき白菖蒲 岩井純子/あやめ草の俳句 野辺に立つ地蔵の笑顔あやめ草 阿部和雄/あやめぐさの俳句 難波津に咲きて根を張るあやめぐさ 松阪久美子/あやめ草の俳句 あやめ草咲きて匂はぬ曇り空 保坂道子▼副題『菖蒲髪』の例句へ▼副題『菖蒲酒』の例句へ