05-g-04
[季節] 初夏(5月) 植物季題
[季題] 芍薬(しやくやく/しゃくやく)
[副題] なし。
平安時代に中国から薬草(根を薬用)として渡来した。
高さ60〜90センチで一株から数本の茎が直立分岐した茎頂に5月ごろ牡丹に少し遅れて2〜5個の大輪花を開く。
花弁は10枚内外、花は一重と八重があり色は白・淡紅・紅など種類が多く花の姿が美しいところから顔佳草(かおよぐさ)ともいう。
中国では「花の宰相」と呼び牡丹の「花の王」と対比される。
芍薬の俳句 清月俳句歳時記5月の植物俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初夏の俳句(5月の俳句)植物季題[季題]芍薬(しやくやく/しゃくやく)[副題] なし。平安時代に中国から薬草として渡来した、多年草で高さ60〜90センチで一株から数本の茎が直立、分岐した茎頂に5月ごろ牡丹に少し遅れて2〜5個の大輪花を開く。観賞用にも栽培される。 花弁は10枚内外、花は一重、八重があり、色は白、淡紅、紅などと種類が多く、花の姿が美しいところから、顔佳草(かおよぐさ)ともいう。中国では「花の宰相」と呼び、牡丹の「花の王」と対比される。根は薬用になる。<例句>・縮約の俳句 芍薬や刻々開きゆく机辺/西ア佐知・縮約の俳句 芍薬の蕾に期待ありにけり/土井木賊・縮約の俳句 芍薬の雨の重さに耐へ切れず/西村舟津・縮約の俳句 芍薬を活けて僧房明るうす/宇都宮美智子・縮約の俳句 勺薬の昨日の蕾今朝大輸/山中明石・縮約の俳句 勺薬を褒めて切り出す頼み事/菊田静子・縮約の俳句 供華に切る芍薬の花ほの匂ふ/森本順子・縮約の俳句 芍薬のふくらみ見たる昨日今日/長谷山由実・縮約の俳句 ようやくに勺薬の紅ほぐれ初む/北川紀美子・縮約の俳句 芍薬の大輪紅き旅の朝/阿部和雄・縮約の俳句 芍薬の気品に満ちた白き玉/松村和子・縮約の俳句 芍薬の紅よし白よしほのか佳し/森島緋紗江・縮約の俳句 芍薬の蕾ほんのりふくよかに/村上節子・縮約の俳句 芍薬の花びら重ねこうべ垂る/後藤允孝・縮約の俳句 勺薬の誉れ高きを競ひ合ふ/山口美琴・縮約の俳句 吾が庭の育つ芍薬お裾分け/瀧尻久美子・縮約の俳句 芍薬の蕾何度も数へをり/長谷山順江・縮約の俳句 芍薬を溢るるごとく仏前に/保坂道子・縮約の俳句 芍薬の所在見え初め薬草苑/野田ゆたか・縮約の俳句 勺薬の蕾に無垢の日ざしあり/新庄一雄