05-g-03
[季節] 初夏（５月） 植物季題
[季題] 樟若葉（くすわかば）
[副題] なし。
樟は我が国の樹木の中では最も巨大で長寿を保つ。
初夏に頂からむくむくと緑の若葉が湧くように生じる。
若葉の中でも独特な美しさがある。
同時期白い小花を全面に咲かせるが花は若葉に比べ詩情に劣るということで花は句に詠まれることがない。
樟若葉の俳句 清月俳句歳時記５月の植物俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成２３年１月現在、有季定形俳句・伝統俳句のインターネット俳句会「清月」を主宰しています。例句は清月の出句・引鶴誌の雑詠および松尾芭蕉の俳句から抽出しています。haiku saijiki seigetu 清月庵 大阪府枚方市／京都府木津川市>[季節] 初夏（５月）植物季題[季題] 樟若葉（くすわかば）[副題] なし。樟は、我が国の樹木の中では最も巨大で、長寿を保つ。初夏、頂からむくむくと緑の若葉が湧くように生じる。若葉の中でも独特な美しさがある。▼樟若葉の俳句 右寺領左社領や樟若葉 西﨑佐知▼楠若葉の俳句 萬葉の古杜大いなる楠若葉 門田窓城▼樟若葉の俳句 天空へ盛り上がりたる樟若葉 松山寿美▼楠若葉の俳句 風に鳴る楠の若葉のさんざめき 宇都宮美智子▼くす若葉の俳句 樟若葉出口の暗き史料館林雄次郎 林雄次郎▼樟若葉の俳句 大前にひびく賽の音樟若葉 伊藤悦子▼くす若葉の俳句 神木にみなぎる力樟若葉 橋本幸子▼樟若葉の俳句 八陣の庭見守りて樟若葉 山本青水▼樟の若葉の俳句 やはらかに樟の若葉の飴の色 長嶺勇▼くすの若葉の俳句 注連かけし樟の若葉のつややかに 森本順子▼樟若葉の俳句 むくむくと命あふれる樟若葉 松葉律子▼楠若葉の俳句 やはらかき色を拡げて楠若葉 森鳥緋紗江▼楠若葉の俳句 きらきらと輝きまして楠若葉 中橋京子▼楠若葉の俳句 雨止みて朝日に映える楠若葉 津田喜美▼樟の若葉の俳句 心洗ふ樟の若葉でありにけり 布野壽▼樟若葉の俳句 樟若葉久しぶり聞く機の音 八木徹▼楠若葉の俳句 香ぐはしき町や街路の楠若葉 本郷智子▼樟若葉の俳句 夕映えや藁屋を隠す樟若葉 池田幸恵▼樟若葉の俳句 市役所を島に浮かべし樟若葉 野田ゆたか