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[季節] 初夏(5月) 植物季題
[季題] 柿若葉(かきわかば)
[副題] なし。
柿の若葉は初夏らしく明るい艶のある萌黄色でひときわ目を引く。
葉は楕円形で厚みと光沢がある。
出てすぐの若葉は柔らかく香りが良いので天ぷらにして食されることもある。
柿若葉の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a glossary of seasonal words for haiku poets/[季節] 初夏(5月)植物季題[季題] 柿若葉(かきわかば)[副題] なし。柿の若葉は初夏らしく明るい艶のある萌黄色でひときわ目を引く。葉は楕円形で厚みと光沢がある。出てすぐの若葉は柔らかく香りが良いので天ぷらにして食されることもある。/柿若葉の俳句 柿若葉過疎村の道直ならず 西崎佐知/柿若葉の俳句 万葉の山やはらかし柿若葉 森本恭生/柿若葉の俳句 大屋根に届く勢い柿若葉 山中明石/柿若葉の俳句 ふるさとの変らぬ家並柿若葉 辻多津子/柿若葉の俳句 窓くれば輝く柿の若葉かな 樋口千恵/柿若葉の俳句 区切られてつづく里曲の柿若葉 正木和子/柿若葉の俳句 丈低きマキノの里の柿若葉 橋本正勝/柿若葉の俳句 柿若葉なお艶やかに雨上がる 阿部陽子/柿若葉の俳句 雨あとの色の鮮やか柿若葉 吉田静代/柿若葉の俳句 急ぐ事なき余生なり柿若葉 松岡推月/柿若葉の俳句 柿若葉祖父母も在りて子沢山 田中由美子/柿若葉の俳句 手術せし眼に美しや柿若葉 本郷智子/柿若葉の俳句 雨足を明るく受けて柿若葉 岩井純子/柿若葉の俳句 落つる日を集め返して柿若葉 山口丘刀/柿若葉の俳句 鯖の道右も左も柿若葉 橋本照子/柿若葉の俳句 雀らの朝さわがしく柿若葉 西野和子/柿若葉の俳句 ふるさとに残る駄菓子屋柿若葉 杉山春萌/柿若葉の俳句 庭ぬちの光集めて柿若葉 池田幸恵/柿若葉の俳句 陽に透けし峠の茶屋の柿若葉 堀尾早苗/柿若葉の俳句 柿若葉髭剃る鏡眩しめり 石崎そうびん/柿若葉の俳句 中空に光集めし柿若葉 池下よし子/柿若葉の俳句 つややかな朝日を浴びて柿若葉 湯澤正枝/柿若葉の俳句 島人と挨拶交わす柿若葉 加西美和子/柿若葉の俳句 雨のあとつやつやの肌柿若葉 筒井省司/柿若葉の俳句 柿若葉映ゆる縁先茶の届く 豊後達緒/柿若葉の俳句 陽に映えて一きわ目立つ柿若葉 岩問れい子/柿若葉の俳句 村に嬰生まれる予定柿若葉 森島緋紗江/柿若葉の俳句 新妻に抱かるる嬰児柿若葉 森本順子/柿若葉の俳句 降り注ぐ日を照り返えす柿若葉 青木菅子/柿若葉の俳句 風が吹き柿若葉裏見せて居る 石川順一/柿若葉の俳句 雨音のリズム明るき柿若葉 野田ゆたか