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[季節] 初夏(5月)              動物季題

[季題] 袋角(ふくろづの)

[副題] なし。
 
 
 鹿の角は毎年・晩春から初夏にかけて根もとから落ちそのあとに新しい角が生え始める。
 
 新しい角はまだ骨質ではなくビロードのような柔毛の生えた皮をかぶっており中は血管が通っていて柔らかい。
 
袋角の俳句 清月俳句歳時記5月の動物俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初夏(5月) 動物季題 [季題] 袋角(ふくろづの) [副題] なし。 鹿の角は毎年、晩春から初夏にかけて根本から落ち、そのあとに新しい角が生え始める。 新しい角はまだ骨質ではなくビロードのような柔毛の生えた皮をかぶっており、中は血管でいっぱいで、柔らかい。それが袋角で、再生するたびに角の枝が殖える。 袋角の俳句 二俣にわかれ初けり鹿の角 松尾芭蕉 袋角の俳句 袋角血脈浮きてあはれとも 西崎佐知 袋角の俳句 既に型生れつつあり袋角 西村舟津 袋角の俳句 恐々に子と触れてゐる袋角 松山寿美 袋角の俳句 脈打ちて命漲る袋角 稲福昌一 袋角の俳句 煎餅に寄りくる顔は袋角 吉田静代 袋角の俳句 袋角触れれば通ふ血のぬくみ 野田ゆたか