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[季節] 初夏(5月)         行事季題
 
[季題] 鯉幟(こいのぼり)
 
[副題] 五月鯉(さつきごひ/さつきごい)
 
 
       副題の『五月鯉』の例句
 
 
 江戸時代には定紋や鍾馗の絵を染め抜いた幟を兜・長刀・吹流しなどとともに家の前に立てた。
 古くは紙製であったがこれが小さくなり座敷幟となった。
 
 武家の幟に対して町人は滝をも登るとする鯉を出世の象徴として鯉幟を立て男子の成長を祈った。
 
 これもはじめは紙製であった。後に五色の吹流しとともに立てるようになった。
 
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鯉幟の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a  glossary of seasonal words for haiku poets/[季節] 初夏(5月)行事季題[季題] 鯉幟(こいのぼり)[副題] 五月鯉(さつきごひ/さつきごい)副題の『五月鯉』の例句へ江戸時代には定紋や鍾馗の絵を染め抜いた幟を兜・長刀・吹流しなどとともに家の前に立てた。古くは紙製であったがこれが小さくなり座敷幟となった。武家の幟に対して町人は滝をも登るとする鯉を出世の象徴として鯉幟を立て男子の成長を祈った。これもはじめは紙製であった。後に五色の吹流しとともに立てるようになった。/鯉幟の俳句 持山を碑睨しをり鯉幟 舘野翔鶴/鯉幟の俳句 潮風の荒きに猛る鯉幟 稲福昌一/鯉幟の俳句 大土佐の風存分に鯉幟 山ロ正秋/鯉幟の俳句 山と山川越しに架く鯉のぼり 吉井竹志/鯉幟の俳句 山峡に渡す千尾の鯉幟 西村舟津/鯉幟の俳句 我が家に初めて泳ぐ鯉幟  堤 二青/鯉幟の俳句 紀ノ川の両岸結び鯉幟 松山寿美/鯉幟の俳句 通ひ路の今日は上らぬ鯉のぼり 秋山英身/鯉幟の俳句 鯉幟一朶の雲に気もそぞろ 林雄次郎/鯉幟の俳句 日高嶺をそびらに鯉の幟立つ 和泉清一/鯉幟の俳句 早々と隣家に活気鯉幟 南部静季/鯉幟の俳句 風孕み横一文字鯉幟 梅田澄子/鯉幟の俳句 よき風に横一文字の鯉幟 横田寿賀子/鯉幟の俳句 祖父の待つ庭に高々鯉のぼり 永野美智子/鯉幟の俳句 浦風に子供少なき鯉のぼり 貫野浩/鯉幟の俳句 子福者の行く先々の鯉幟 土舘イサ/鯉幟の俳句 いさましや連山かける鯉幟 松岡推月/鯉幟の俳句 山里にたゝ一本の鯉幟 樋口千恵/鯉幟の俳句 川渡す鯉幟千風に舞ふ 松村和子/鯉幟の俳句 山峡のせせらぎ跨ぐ鯉幟 杉山春萌/鯉幟の俳句 山間のたつき静けし鯉のぼり 池下よし子/鯉幟の俳句 門口に児の手作りや鯉のぼり 山口美琴/鯉幟の俳句 ベランダに増えて五本の鯉のぼり 森戸しうじ/鯉幟の俳句 山里の高さ競ひて鯉幟 鈴木かね/鯉幟の俳句 畳まれて目玉大きな鯉のぼり 竹中三津子/鯉幟の俳句 土佐なれや鰹のぼりに鯉幟 中橋京子/鯉幟の俳句 川跨ぎ横一線に鯉幟 筒井省司/鯉幟の俳句 醤油屋の桶干す空へ鯉幟 田村公平/鯉幟の俳句 鯉幟竿軋しませて峡の風 藤戸寿枝/鯉幟の俳句 渓風をふまえて泳ぐ鯉幟 中山泰山/鯉幟の俳句 鯉幟元学校の空泳ぐ 加藤哲夫/鯉幟の俳句 四万十の水彩れり鯉幟 岩井純子/鯉幟の俳句 わだつみの風にあばれし鯉幟 橋本正勝/鯉幟の俳句 玄孫誕生大鯉幟上げにけり 古川春美/鯉幟の俳句 サハリンを遥かに望む鯉幟 三浦光芳/鯉幟の俳句 鯉幟降され熱き息を吐く 新庄一雄/鯉幟の俳句 まほろばの丘に高々鯉幟 正木和子/鯉幟の俳句 小さくとも親の心よ鯉のぼり 前田みのる/鯉幟の俳句 マンションの窓より小さき鯉幟 瀧尻久美子/鯉幟の俳句 マンションの窓に突き出す鯉幟 津田鴻林/鯉幟の俳句 山里の風ほしいまま鯉幟 辻本和子/鯉幟の俳句 鯉幟子鯉を足して揚げにけり 田川 栄/鯉幟の俳句 深閑と峡に一戸の鯉幟 野田ゆたか