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[季節] 初夏(5月)        地理季題
 
[季題] 卯浪・卯波(うなみ)
 
[副題] 卯浪立つ(うなみたつ)
 
      副題『卯浪立つ』の例句

 旧暦4月(卯月)ごろ即ち新暦5月ごろに立つ波のこと。
 
 このころは天候が不安定で波が立ちやすい。
 
 波の白さを卯の花の白さに譬(たと)えたところから名付けられたといわれる。
 
 旧暦5月(新暦6月)のころに立つ波は皐月波という。
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卯浪の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 May haiku a  glossary of seasonal words for haiku poets/[季節] 初夏(5月)地理季題[季題] 卯波(うなみ)[副題] 卯浪立つ(うなみたつ)旧暦4月(卯月)ごろ即ち新暦5月ごろに立つ波のこと。このころは天候が不安定で波が立ちやすい。波の白さを卯の花の白さに譬(たと)えたところから名付けられたといわれる。旧暦5月(新暦6月)のころに立つ波は皐月波という。/卯浪の俳句 長江のうねりやまざる卯浪かな 舘野翔鶴/卯浪の俳句 引揚げの碑のみ卯浪の寄せ返す 稲福昌一/卯浪の俳句 浮灯台揺られ通しや卯波荒れ 岡村紀洋/卯浪の俳句 長汀に横一線の卯浪かな 林雄次郎/卯浪の俳句 朱の鳥居卯浪に映し鎮もれり 岸野幸子/卯浪の俳句 サーフィンの卯浪つんざく飛沫かな 吉井竹志/卯浪の俳句 足摺の卯波逆巻く巌かな 渡邉春生/卯浪の俳句 捕鯨漁のありし海原卯浪の秀 東 嘉子/卯浪の俳句 龍馬像見据へる洋の卯浪かな 布野 壽/卯浪の俳句 卯浪寄すこれより室津七曲り 伊藤悦子/卯浪の俳句 熊野灘寄する卯波の潮煙 奥田不二子/卯浪の俳句 暮れ染めて瀬戸の島宿卯波よす 及川輝子/卯浪の俳句 卯浪切り戻る漁船の揚々と 山口丘刀/卯浪の俳句 島々にあがる卯浪の潮煙 若林柾矢/卯浪の俳句 タンカーの吃水越ゆる卯浪かな 小林圭子/卯浪の俳句 漁終へて帰る港に卯浪寄す 渡辺伝三/卯浪の俳句 出港の卯浪の山の低からず 野田ゆたか