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[季節] 初夏(5月)         天文季題

[季題] 茅花流し(つばなながし)

[副題] なし。

「流し」は梅雨のころに吹く湿った南風で雨を伴うことが多い。

「茅花流し」は茅萱の花が白い絮をつけるころに吹く南風のこと。

茅萱の穂はなびき白い絮が次々と飛んでゆく。
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茅花流しの俳句 清月俳句歳時記5月の天文俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、有季定形俳句・伝統俳句のインターネット俳句会「清月」を主宰しています。例句は清月の出句・引鶴誌の雑詠および松尾芭蕉の俳句から抽出しています。haiku saijiki seigetu 清月庵 大阪府枚方市/京都府木津川市 [季節] 初夏を主に三夏(5月を主に5月から7月)天文季題[季題] 茅花流し(つばなながし)[副題] なし。「流し」は梅雨のころに吹く湿った南風で雨を伴うことが多い。「茅花流し」は茅萱の花が白い絮をつけるころに吹く南風こと。茅萱の穂はなびき白い絮が次々と飛んでゆく。▼茅花流しの俳句 なぞへの風に逆はず 門田窓城▼茅花流しの俳句 搦に茅花流しの白き波 松山寿美▼茅花流しの俳句 風湿り雲垂れ茅花流しなる 西川壽賀子▼茅花流しの俳句 波打ちて茅花流しの平城趾 西村舟津▼茅花流しの俳句 茅花流す風やみちのく揺らす景 南部静季▼茅花流しの俳句 一斉や茅花流しに飛ぶ雀 土井木賊▼茅花流しの俳句 日は西に茅花流しの遊歩道 奥田不二子▼茅花流しの俳句 野の佛茅花流しを浴びて在す 高橋泉也▼茅花流しの俳句 土手に立ち茅花流しを見てをりぬ 佐藤美和子▼茅花流しの俳句 茅花流し揺蕩ふ紫の銀色に 山本とも江▼茅花流しの俳句 茅花流し地震のニユースの重さかな 山本文栄▼茅花流しの俳句 海昏し茅花流しに日の暮るる 小川和子▼茅花流しの俳句 茅花流し鈍色の風連れて来し 大畠宮子▼茅花流しの俳句 茅花流し大き雨粒連れて来し 池田幸恵▼茅花流しの俳句 晴れいても茅花流しの湖畔かな 田中雍子▼茅花流しの俳句 くねくねと茅花流しの里の道 迫間喜美子▼茅花流しの俳句 茅花流し吉野の山の七曲り 保坂道子▼茅花流しの俳句 ジョギングの一歩に茅花流しかな 野田ゆたか/茅花流しの俳句 大風の茅花流しに変りけり 清水恵山