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[季節] 初夏(5月)         時候季題

[季題] 夏めく(なつめく)

[副題] なし。
 
 
 春の花が終わると草木は若葉や新樹が輝き緑一色になり万物すべて
 
が夏の装いをはじめさまざまな場面でいよいよ夏らしくなる様子が伺
 
える。
 
 人の暮しにもどことなく夏らしい気配が漂ってくる。
 
 この心持ちを夏めくという。
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夏めくの俳句 清月俳句歳時記5月の時候俳句のページです。例句は、編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初夏(5月) 時候季題 [季題] 夏めく(なつめく) [副題] なし。 春の花が終わると草木は若葉や新樹が輝き緑一色になり、万物すべてか夏の装いをはじめ、さまざまな場面でいよいよ夏らしくなる様子が伺える。 人の暮しにもどことなく夏らしい気配が漂ってくる。この心持ちを夏めくという。 夏めくの俳句 マネキンの装いすでに夏めける 姉歯義ひろ 夏めくの俳句 夏めくや太筆の書のはや乾く 林 雄次郎 夏めくの俳句 夏めくや杉の木立の陰深し 駒田暉風 夏めくの俳句 足どりのテンポアレグロ夏めきて 岩本幸子 夏めくの俳句 ブラウスの袖まくりたり夏めく日 橘川 重 夏めくの俳句 単線の行く田園の夏めきて 吉田静代 夏めくの俳句 夏めきて小川の水車軽快に 久保田昌子 夏めくの俳句 夏めくや乙女のうなじ白きかな 及川輝子 夏めくの俳句 釣り筏浮子の動きの夏めける 高橋泉也 夏めくの俳句 遥かなる嶺々の横顔夏めけり 三浦光芳 夏めくの俳句 夏めくやハーバーランド観覧車 山本宏子 夏めくの俳句 引く波の砂利の響きも夏めきぬ 若林柾矢 夏めくの俳句 夏めくや塗り直されし舟の底 石崎そうびん 夏めくの俳句 夏めくや狛犬少し口をあけ 川崎郁子 夏めくの俳句 偲ぶこと数多ふるさと夏めきぬ 大畠宮子 夏めくの俳句 森抜ける風の青さや夏めきぬ 中山泰山 夏めくの俳句 夏めくや柔道教師道衣干す 野田ゆたか