04-g-61
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 桜蘂降る(さくらしべふる)
[副題] なし。
桜の花が散り尽くしてしまったあとで萼(がく)についていた蘂が散って落ちる様をいう。
桜の木の下の地面に赤い蘂が敷き詰められ穏やかにひっそりしている様は落花とは違った趣がある。
※ 「桜蘂」の名詞だけでは季語にならない。
降るを添えて詠みましょう。
桜蘂降るの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 桜蘂降る(さくらしべふる)[副題] なし。桜の花が散り尽くしてしまったあとで萼(がく)についていた蘂が散って落ちる様をいう。 桜の木の下の地面に赤い蘂が敷き詰められ穏やかにひっそりしている様は落花とは違った趣がある。※「桜蘂」の名詞だけでは季語にならない。降るを添えて詠みましょう。/桜蘂降るの俳句 桜蘂降りて古刹の静もりぬ 西ア佐知の俳句/桜蘂降るの俳句 桜しべ散る美ともしの歌碑仰ぐ 門田窓城の俳句/桜蘂降るの俳句 桜蘂降りし祠の昼暗く 堀尾早苗の俳句/桜蘂降るの俳句 みやしろの桜しべ降る朱の鳥居 池下よし子の俳句/桜蘂降るの俳句 桜蘂降る残照の皇子の墓 橋本幹夫の俳句/桜蘂降るの俳句 桜蘂降り敷く砂場誰も居ず 加藤ひかりの俳句/桜蘂降るの俳句 いつくより桜蘂降る園広し 大畠宮子の俳句