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[季節] 晩春(4月)         植物季題

[季題] 一人静(ひとりしづか/ひとりしずか)

[副題] なし
 
 山林の日陰地に生える20cm位の多年草の花。

 茎は赤紫色で真っ直ぐに伸び若葉の間に3cmほどの白色の花を穂状つける。

 源義経が愛した静御前になぞらえてこの名がつけられたという。

 別題の葉の間から二本の白い花つける「二人静」は少し遅れて咲く。
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季節の花300より
一人静の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka haiku[季節] 晩春(4月) 植物季題[季題] 一人静(ひとりしづか/ひとりしずか)[副題] なし。山林の日陰地に生える20cm位の多年草の花。茎は赤紫色で真っ直ぐに伸び若葉の間に3cmほどの白色の花を穂状つける。源義経が愛した静御前になぞらえてこの名がつけられたという。別題の葉の間から二本の白い花つける「二人静」は少し遅れて咲く。 <例句>▼一人静の俳句 群れ咲ける一人静の愁ひかな 吉井竹志▼一人静の俳句 掛花にして戴けり一人静 綾井美▼一人静の俳句 一人静二人静も城跡に 佐藤美和子▼一人静の俳句 一人静咲きて光秀城趾なる 山田行恵▼一人静の俳句 一人静英霊墓地の日だまりに 湯沢正枝▼一人静の俳句 ものかげに一人静の名もて咲く 堀尾早苗/一人静の俳句 秀衡を訪ねて一人静かな 橋本幹夫