04-g-35
[季節] 晩春（４月） 植物季題
[季題] 蘖（ひこばえ）
[副題] なし。
樹木の切り株や根元から群がり伸びる若芽のこと。
その若葉の様子を「蘖ゆる」と動詞形で用いることもある。
蓬などの蘖を見かけることがあるが「草の蘖」は趣が薄く句に詠まれることがない。
蘖の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか編の４月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成１２年６月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka haiku[季節] 晩春（４月） 植物季題[季題] 蘖（ひこばえ）[副題] なし。樹木の切り株や根元から群がり伸びる若芽のこと。その若葉の様子を「蘖ゆる」と動詞形で用いることもある。蓬などの蘖を見かけることがあるが「草の蘖」は趣が薄く句に詠まれることがない。＜例句＞▼ひこばえの俳句 蘖や二歳児既にある個性 西崎佐知▼ひこばえの俳句 蘖の競ひて開くさくらかな 吉岡英子▼ひこばえの俳句 ひこばゆる軒端に積みし桜榾 川上真太郎▼ひこばえの俳句 蘖の小枝をもらひ活けにけり 大西吉子▼ひこばえの俳句 蘖や熊野詣の木の根道 渡辺伝三／ひこばえの俳句 整地せる跡の切株蘖ゆる 清水恵山／ひこばえの俳句 ひこばえや背たけは姉を追ひ越しぬ 池下よし子