04-g-22
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 残花(ざんくわ/ざんか)
[副題] なし。
春の終わりになっても咲いている桜のこと。
花の盛りの頃とは別の晴れやかさとともに咲き残る寂しさも漂う。
※ 「余花」と詠めば夏季の句となる。
残花の俳句 清月俳句歳時記4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 残花(ざんくわ/ざんか)[副題] なし。 春の終わりになっても咲いている桜のこと。花の盛りの頃とは別の晴れやかさとともに、咲き残る寂しさも漂う。 ※ 「余花」と詠めば、夏季となる。残花の俳句 露天湯に残んの桜指呼にして 西崎佐知残花の俳句 この坂を登れば花の残るやも 森本恭生残花の俳句 残花とも見上ぐる空や飛行雲 南部静季残花の俳句 残花なほとどまる峡の深かりし 宇都宮美智子残花の俳句 華やぎもしばしに残花惜しみけり 土井木賊残花の俳句 川風のはこぶ残花や鶴の墓 近藤清女残花の俳句 氷室杜の残花を散らす雨ならむ 西村舟津残花の俳句 残る花追ふて出でたる一日旅 藤本春苑残花の俳句 打止の寺に夕日の残花かな 本郷智子残花の俳句 出立の故郷の駅の残花かな 田中由美子残花の俳句 天辺の透ける残花の散りいそぐ 川崎郁子残花の俳句 十九躯の佛祀りて寺残花 西野一朗残花の俳句 泡沫の名残の花も散り終り 三浦光芳残花の俳句 山荘の残花を照らす月まどか 佐藤美和子残花の俳句 たそがれて残花散りゆく静けさよ 加藤ひかり残花の俳句 山頂へ九十九折行く残花かな 奥田不二子残花の俳句 八鬼越えの桧山の中の残花かな 若林柾矢残花の俳句 残花なる船に一人きりの客 長谷山順江残花の俳句 残花なほ文殊の知恵を受けに来て 野田ゆたか