04-g-18
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 山吹(やまぶき)
[副題] 葉山吹(はやまぶき) 濃山吹(こやまぶき)
日本原産で各地の山野渓谷に自生する落葉低木。
晩春から黄金色の五弁花を咲かせ一重と八重がある。
八重のものは結実しない。
山吹にまつわる話は多くあり太田道灌が狩りの途中で雨に遇い農家で蓑を借りようとすると若い女が山吹の花を差し出して「七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞ悲しき」と詠んだ話は有名。
山吹の俳句 清月俳句歳時記4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 山吹(やまぶき)[副題] 葉山吹(はやまぶき)濃山吹(こやまぶき) バラ科の。日本原産で各地の山野渓谷に自生する落葉低木の花。晩春から黄金色の五弁花を咲かせ、一重と八重がある。八重のものは結実しない。 山吹にまつわる話は多くあり、太田道灌が狩りの途中で雨に遇い、農家で蓑を借りようとすると、若い女が山吹の花を差し出して「七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞ悲しき」と詠んだ話は有名です。山吹の俳句 山吹や笠に指すべき枝の形り 松尾芭蕉山吹の俳句 断碑なる遊女の塚や濃山吹 奥田不二子山吹の俳句 ひそと咲く白山吹は日の陰に岩本和行山吹の俳句 繁る葉に白山吹の楚楚と咲く 山中明石山吹の俳句 山吹や遊女の断碑傾きて 水野惠以八重山吹の俳句 日に噎せて八重山吹のいよゝ濃き 堀口まゆみ山吹の俳句 山吹の綾鮮やかに中宮寺 野田ゆたか/山吹の俳句 無住寺の夕日に染まる濃山吹 林雄次郎/山吹の俳句 道灌の逸話もありし濃山吹 隠岐久美子/山吹の俳句 城垣にしだる山吹黄の深し 橋本幸子/山吹の俳句 七重八重黄金の浄土濃山吹 池下よし子/山吹の俳句 山吹の撓る小枝を風揺する 長嶺 勇/山吹の俳句 山吹の絶壁深きカーブミラー 湯澤正枝/山吹の俳句 親からの山吹庭に今朝咲きぬ 堀江桃雀/山吹の俳句 蹲に山吹と添う竹柄杓 木内利栄/山吹の俳句 山陰に山吹の花蒔絵かな 有馬やよこ