04-g-13
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 水芭蕉(みづばせう/みずばしょう)
[副題] なし。
北国の雪解が終わるころ山間の湿原水の辺に20センチくらいの花穂をのばす。
自生は近畿以北で一斉に白い花が咲いたように見えるのは実際には仏焔苞でその中に包まれるように黄色い肉穂花序をもつ。
花のあと芭蕉に似た大きな葉が伸びる。
水芭蕉の俳句 清月俳句歳時記4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 水芭蕉(みづばせう/みずばしょう)[副題] なし。 北国の雪解が終わるころ、山間の湿原、水の辺に20センチくらいの花穂のばす。自生は近畿以北で、いっせいに白い花が咲いたように見えるのは、実際には仏焔苞(ぶつえんほう)で、その中に包まれるように黄色い肉穂花序をもつ。花のあと芭蕉に似た大きな葉が伸びる。
<例句>/水芭蕉の俳句 沼霧にまぎれなかりし水芭蕉 舘野翔鶴/水芭蕉の俳句 リフトにも途中下車あり水芭蕉 西崎佐知/水芭蕉の俳句 水の翳日の翳奔る水芭蕉 長嶺 勇/水芭蕉の俳句 湿原の華やぐところ水芭蕉 和泉清一/水芭蕉の俳句 たそがれて瀬音高なる水芭蕉 高橋泉也/水芭蕉の俳句 呼ぶ声の遠く届かぬ水芭蕉 梅田澄子/水芭蕉の俳句 百選の湧き水に見る水芭蕉 杉山春萌/水芭蕉の俳句 水清ら水芭蕉なほ浄らかに 伊藤悦子/水芭蕉の俳句 水芭蕉咲きたる尾瀬の水匂ふ 稲福昌一/水芭蕉の俳句 長長と績く八ツ橋水芭蕉 奥田不二子/水芭蕉の俳句 せせらぎに耳を立てたる水芭蕉 岩本和行/水芭蕉の俳句 水芭蕉八橋の揺れ気にもせず 山田行恵/水芭蕉の俳句 綾なしてをりて寂しき水芭蕉 志村万香/水芭蕉の俳句 知床の五湖は女名水芭蕉 水野恵以/水芭蕉の俳句 谷地坊主楚々と並びて水芭蕉 清水恵山/水芭蕉の俳句 白極む闇にも確と水芭蕉 西岡甲子/水芭蕉の俳句 引返すこと許されず水芭蕉 大畠宮子/水芭蕉の俳句 水芭蕉はや咲きたると娘の便り 武田愛女