04-g-12
[季節] 晩春(4月) 植物季題
[季題] 松の花(まつのはな)
[副題] なし。
松の新芽は頂に2、3個の雌花をつけその下に米粒のような黄色あるいは薄緑色のたくさんの雄花を付ける。
花のあと雄花は花粉を散らし地面を黄色く染め雌花は生育して毬果を生じ翌年の秋に松毬となる。
松の花の俳句 清月俳句歳時記4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 松の花(まつのはな)[副題] なし。 松の新芽は、その頂に2、3個の雌花をつけ、その下に米粒のような黄色、あるいは薄緑色のたくさんの雄花を付ける。 花の後、雄花は花粉を散らし、地面を黄色く染め、雌花は生育して毬果を生じ、翌年の秋、松毬となる。松の花の俳句 土手の松花や木深き殿造り 松尾芭蕉松の花の俳句 亭亭と茂る社叢や松の花 吉野濃菊松の花の俳句 それぞれの句碑に歳月松の花 辻多津子松の花の俳句 横たへて天を仰げは松の花 山本青水松の花の俳句 句碑数多官幣大杜松の花 大畠宮子松の花の俳句 お手植の多きみ寺の松の花 中野千江子松の花の俳句 湖渡る風に音あり松の花 野田ゆたか/松の花の俳句 扁額は開祖筆跡松の花 西ア佐知/松の花の俳句 小さくとも蒼天支へ松の花 松山寿美/松の花の俳句 千姫の櫓したしき松の花 池下よし子/松の花の俳句 出稼ぎが農事に帰る松の花 岡田成弘/松の花の俳句 松の花より変わりける風の色 金城博之/松の花の俳句 いにしえの歌碑に添ひたり松の花 小林圭子/松の花の俳句 古の八幡頓宮松の花 松阪久美子/松の花の俳句 天辺は風に遊ばせ松の花 上杉マサ/松の花の俳句 岬まで防風林や松の花 長尾健二郎/松の花の俳句 らちもなき庭につんつん松の花 辻本和子/松の花の俳句 幼児のまっすぐ伸びよ松の花 田中佳代子/松の花の俳句 校長は上着片手に松の花 湯澤正枝