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[季節] 晩春(4月)         植物季題

[季題] 菜の花(なのはな)

[副題] 菜種の花(なたねのはな) 花菜(はなな)
 
    花菜風(はななかぜ)   花菜畑(はななはた)
 
 
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    副題『花菜畑』の例句へ
 
 
 近年まで菜種油を採るために栽培されてきた。
 
 最近では切花用や食用に栽培される。
 
 川堤や湖畔あるいは野原などに毎年広範囲に野生の花を咲かせる。
 
 栽培畑・野生を問わず一面の菜の花明りの夕暮れはひとしお春の感が深い。
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菜の花の俳句 清月俳句歳時記4月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩春(4月)植物季題[季題] 菜の花(なのはな)[副題] 菜種の花(なたねのはな) 花菜(はなな) 近年まで菜種油を採るために栽培されてきたが、最近では切花用や食用に栽培される。また、川堤や湖畔あるいは野原などに毎年、広範囲に野生の花を咲かせる 菜種は秋に種を蒔くと翌春、薹が立ち先端に黄色い十字花をつける。栽培畑、野生を問わず、一面の菜の花明りの夕暮れはひとしお春の感が深い。/菜の葉の俳句 菜の花やいつしか廃れ島の馬車 村上唯志/菜の葉の俳句 菜の花や光の中の輪中村 石崎そうびん/菜の葉の俳句 四万十の風に菜の花咲き乱れ 稲福昌一/菜の葉の俳句 梨咲いて湖畔の径明るうす 西ア佐知/菜の葉の俳句 大淀の渡船の廃れ菜の花黄 西村舟津/菜の葉の俳句 菜の花の風柔らかき札所道 松山寿美/菜の葉の俳句 菜の花が帯の直線花街道 土舘イサ/菜の葉の俳句 菜の花の斜めに咲くや土手の道 神保恵介/菜の葉の俳句 菜の花の駅に降り立つひとり旅 林 雄次郎/菜の葉の俳句 菜の花の明るさしるき狭庭かな 山中明石/菜の葉の俳句 菜の花の中を横切る電車かな 杉山春萌/菜の葉の俳句 菜の花を河原に敷きて幾千畳  駒田暉風/菜の葉の俳句 菜の花の海に向ひて大欠伸 高橋泉也/菜の葉の俳句 湖岸道菜の花まつりありにけり 寺本光堂/菜の葉の俳句 菜の花や昭和の遠きわらべうた 池下よし子/菜の葉の俳句 菜の花や水神祀る坊舎かな 飯岡良一/菜の葉の俳句 四万十の川原菜の花黄をつくし 中橋京子/菜の葉の俳句 菜の花の彼方に夷隅無人駅 田村公平/菜の葉の俳句 青饅に菜の花ほろと苦みかな 吉田静代/菜の葉の俳句 菜の花や階高く岬の神 藤戸寿枝/菜の葉の俳句 菜の花に溺れるやうに撮られけり 藤本春苑/菜の葉の俳句 菜の花や中洲が領土ひと寄せず 山口美琴/菜の葉の俳句 菜の花を抱へて墓の供華とせり 井川芳子/菜の葉の俳句 菜の花や精進料理ほろ苦き 湯澤正枝/菜の葉の俳句 減反の田に菜の花の咲き満る 清水恵山/菜の葉の俳句 菜の花の明るさ照る日曇る日も 山口丘刀/菜の葉の俳句 菜の花の黄をつくしをり峠道 中橋京子/菜の葉の俳句 菜の花や小道に迷う千曲川  岩本和行/菜の葉の俳句 菜の花や青春の日の京言葉 後藤允孝/菜の葉の俳句 湖に沿ふ菜の花畑風車村 能口和子/菜の葉の俳句 菜の花や茜の空に照り映えり 岩井純子/菜の葉の俳句 菜の花やかくれんぼの子見え隠れ 長尾健二郎/菜の葉の俳句 菜の花の野末にひそと比翼塚 野田ゆたか