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[季節] 晩春(4月)         動物季題
 
[季題] (かひこ/かいこ)
 
[副題] (こ)     春蚕(はるご)
 
    桑子(くはご/くわご)
 
 
 繭から絹糸をとるため古くから飼育されてきた。
 
 地方によって差はあるが大体4月中〜下旬に孵化し桑の葉を食べて前後4回の休眠脱皮を繰り返したあとで糸を吐き出し繭を作る。
 
 桑の葉を食べるので桑子という。
 
 近年では衣類の素材の変化などにより蚕の飼育はあまり見かけられなくなった。 
蚕の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 晩春(4月)動物季題[季題] 蚕(かひこ/かいこ)[副題] 蚕(こ)春蚕(はるご)桑子(くはご/くわご)繭から絹糸をとるため古くから飼育されてきた。地方によって差はあるが大体4月中〜下旬に孵化し桑の葉を食べて前後4回の休眠脱皮を繰り返したあとで糸を吐き出し繭を作る。桑の葉を食べるので桑子という。近年では衣類の素材の変化などにより蚕の飼育はあまり見かけられなくなった。/蚕の俳句 さみだれや蚕煩ふ桑の畑 松尾芭蕉の俳句/蚕の俳句 上蔟の生業競ふ家二軒 橋本幹夫の俳句/蚕の俳句 桑断ちや上蔟の時期来るらし 清水恵山の俳句/蚕の俳句 養蚕の復興といふ飼屋かな 野田ゆたかの俳句