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[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)動物季題

[季題] 寄居虫(やどかり)

[副題] がうな
 
 
 蟹のような一対の鋏を持ち腹部が柔らかいので空の巻貝などに宿を借りて棲む。

 体が成長するとだんだん大きな貝を求めて移り棲む。

 海辺の潮だまりなどに棲み殻を背負って歩く姿は滑稽でもある。

 「かうな」は古名。
寄居虫の俳句 haiku April清月俳句歳時記/野田ゆたか編の4月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)動物季題[季題] 寄居虫(やどかり)[副題] がうな蟹のような一対の鋏を持ち腹部が柔らかいので空の巻貝などに宿を借りて棲む。体が成長するとだんだん大きな貝を求めて移り棲む。海辺の潮だまりなどに棲み殻を背負って歩く姿は滑稽でもある。「かうな」は古名。<例句>・寄居虫の俳句 寄居虫の背負ひし貝の寸足らず 高橋泉也・やどかりの俳句 寄居虫や夜具は一畳あれば足る 橋本幹夫・やどかりの俳句 寄居虫や旅のチラシに夢の空 松岡推月/寄居虫の俳句 寄居虫や挟みで測り宿替へる 清水恵山/寄居虫の俳句 寄居虫に潮の満ち引きてふ暮し 山中伸義/がうなの俳句 忘れ潮己がものとしがうなかな 野田ゆたか