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[季節] 晩春(4月)         動物季題

[季題] 桜鯛(さくらだひ/さくらだい)

[副題] 花見鯛(はなみだひ/はなみだい)
 
 
 桜の咲くころ産卵のために内海や沿岸に近づく真鯛のこと。
 
 産卵期を迎えて鱗が鮮やかな紅みの桜色の婚姻色に染まることと
 
桜の咲く時期に集まることから桜鯛とか花見鯛とか呼ばれる。
 
 このころ漁獲が増え鯛の旬でもある。
 
 明石の鯛は有名。
 
 鯛の縛り網漁は広島県福山市の鞆の浦の風物詩とされてきた。
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桜鯛の俳句 清月俳句歳時記4月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩春(4月) 動物季題 [季題] 桜鯛(さくらだひ/さくらだい) [副題] 花見鯛(はなみだひ/はなみだい) 桜の咲くころ産卵のために内海や沿岸に近づく真鯛のこと。産卵期を迎えて鱗が鮮やかな紅みの桜色の婚姻色に染まることと、桜の咲く時期に集まることから桜鯛とか花見鯛とかいう。 このころ漁獲が増え、鯛の旬でもある。明石の鯛は有名。鯛の縛り網漁は、広島県福山市の鞆の浦の風物詩とされてきた。 桜鯛の俳句 献饌の腹合せして桜鯛 岡村紀洋 桜鯛の俳句 島なみの道辿りきて桜鯛 祝田五郎 桜鯛の俳句 網破るほどの犇き桜鯛 小笠原ひろみ 桜鯛の俳句 桜鯛魚の棚より走り来る 松岡推月 桜鯛の俳句 桜鯛膳に並びし瀬戸の旅 嶋きさ子 桜鯛の俳句 桜鯛釣りしと身振り手振りして 布野 壽 桜鯛の俳句兜煮を喰みて完食桜鯛 野田ゆたか/桜鯛の俳句 折合はぬ浜値の桜鯛見切る 村上唯志/桜鯛の俳句 古里の地酒届きてさくら鯛 伊藤悦子/桜鯛の俳句 桜鯛白磁に映えしカルパッチョ 池下よし子/桜鯛の俳句 桜鯛尾鰭ぴしりと魚の棚 田中雍子/桜鯛の俳句 百歳をいざ祝はばや桜鯛 北井古石/桜鯛の俳句 花見鯛破れ覚悟の網を曳く 田村公平/桜鯛の俳句 鯛の旬すぎしと肪ひ日覆舟 舘野翔鶴