04-f-01
[季節] 晩春(4月) 動物季題
[季題] 蝌蚪(くわと/かと)
[副題] お玉杓子(おたまじやくし/おたまじゃくし)
蛙の子(かへるのこ/かえるのこ)
蝌蚪の国(かとのくに) 蝌蚪の陣(かとのじん)
蝌蚪は中国語でお玉杓子のこと。
蛙は晩春に沼や池などで産卵し10日ぐらいで孵化する。
孵化すると黒くひょろひょろと泳ぎ生育するにつれて手足が生え尾がとれて蛙となる。
蝌蚪という語は近代以降の俳人に好んで使われている。
蝌蚪の俳句 清月俳句歳時記4月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩春(4月) 動物季題 [季題] 蝌蚪(くわと/かと) [副題] お玉杓子(おたまじやくし/おたまじゃくし) 蛙の子(かへるのこ/かえるのこ) お玉杓子のことである。蛙は晩春、沼や池などで産卵し、10日ぐらいで孵化する。孵化すると黒くひょろひょろと泳ぎ、生育するにつれて手足が生え、尾がとれて蛙となる。 蝌蚪は中国語でお玉杓子のこと。蝌蚪という語は近代以降の俳人に好んで使われている。 蝌蚪の俳句 足型の窪に黒黒蝌蚪の群 戸本文雄 お玉杓子俳句 近寄れば泥湧き濁る蝌蚪の水 吉井竹志 おたまじゃくしの俳句 相似形影もゆれゐる蝌蚪の陣 山本とも江 かとの俳句 神の田へ流す溜池蝌蚪の陣 土井木賊 蝌蚪の俳句 旧道の窪みに流る蝌蚪の紐 堀尾早苗 蝌蚪の俳句 知らぬ間に蝌蚪生れ居し我が小池 山口丘刀 蝌蚪の俳句 蝌蚪の池朝日きらきら動き初む 野田ゆたか/蝌蚪の俳句 蝌蚪覗く子らの声々縦横に 渡邉春生/蝌蚪の俳句 蝌蚪の群頭寄せ合ひ何語る 橘川 重/蝌蚪の俳句 波紋あり覗けば蝌蚪の尻尾ふる 森戸しうじ/蝌蚪の俳句 一瞬に水を濁して沈む蝌蚪 前川嘉風/蝌蚪の俳句 蝌蚪生るる熊野古道の潦 東 嘉子/蝌蚪の俳句 蝌蚪の国みだす棒先ランドセル 三浦光芳/蝌蚪の俳句 生国の水は豊かに蝌蚪の国 白根鈴音/蝌蚪の俳句 蝌蚪の群一匹はづれ流れ行く 水野良子