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四月馬鹿の俳句　清月俳句歳時記４月の行事俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成２２年１月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。　[季節]　晩春（４月１日　行事季題　[季題]　四月馬鹿（しぐわつばか／しがつばか）　[副題]　エープリル・フール（えーぷりる・ふーる）　万愚節（ばんぐせつ）　ヨーロッパでは、４月１日をオール・フールズ・デイ(万愚節)といい、この日に限り罪のない嘘で人をかついだりすることが許される風習があり、この日に騙された人をエープリルフールという。これを日本語に訳したのが、四月馬鹿であるが、広くその日のこととして俳句に詠まれる。　四月馬鹿は、大正年間に我が国に伝わった。　
／四月馬鹿の俳句　騙されるふりの嘘美し四月馬鹿　村上唯志／四月馬鹿の俳句　空耳に答へる妻や四月馬鹿　山口丘刀／四月馬鹿の俳句　この浜も鰊群来てふ四月馬鹿　和泉清一／四月馬鹿の俳句　いつまでも異常気象や四月馬鹿　武田愛女／四月馬鹿の俳句　おねえさんと八百屋に呼ばれ四月馬鹿　池下よし子／四月馬鹿の俳句　五百万拾ひし夢や四月馬鹿　寺本光堂／四月馬鹿の俳句　振あげし拳の行方四月馬鹿　野田ゆたか