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[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)生活季題

[季題] (たこ)

[副題] 紙鳶(たこ)  いかのぼり  いか  はた
 
    奴凧(やつこだ/やっこだこ)
 
 
 凧とは春風の力を利用して空中に揚げるもので木や竹などの骨組みに紙・布・ビニールなどを張って作られる。
 
 正月の凧は子供の遊びの色彩が濃くここでいう凧は相手の糸に絡ませて切る部落対抗の凧合戦などである。
 
 ことに4月の長崎の凧揚(はたあげ)は有名で畳半枚くらいの大凧を戦わせる。
 
  ※ 「正月の凧(新年)」は別題となる。
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凧の俳句 清月俳句歳時記4月の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月) 生活季題 [季題] 凧(たこ) [副題] 紙鳶(たこ) いかのぼり いか はた 奴凧(やつこだ/こやっこだこ) 凧とは春風の力を利用して空中に揚げるもので、木や竹などの骨組みに紙、布、ビニールなどを張って作られる。 正月の凧は、子供の遊びの色彩が強いが、ここでいう凧は、相手の糸に絡ませて切る部落対抗の凧合戦などである。 ことに4月の長崎の凧揚(はたあげ)は、有名で、畳半枚くらいの大凧を戦わせる。 ※ 「正月の凧(新年)」は別題となる。 凧の俳句 よき風に点となるまで凧あがる 横田寿賀子 凧の俳句 大凧のつんのめりして風に乗り 岩井純子 たこの俳句 豪快に空を陣取る武者絵凧 川口善美 凧の俳句 電線に誰があげたや凧一つ 瀧尻久美子 たこの俳句 墜落の百畳凧に勢子逃げる 長田穂峰 凧の俳句 凧およぐ大空ありぬ河川敷 伊藤知子 たこの俳句 負けること喧嘩凧には許されず 野田ゆたか/凧の俳句 長崎をかこみし山に凧揚る 舘野翔鶴/凧の俳句 天日と遊び疲れし凧降ろす 村上唯志/凧の俳句 連凧や風の重さに撓る糸 後藤允孝/凧の俳句 風を切る国原の空凧 西村舟津/凧の俳句 縺れてはまた蘇る奴凧 橋本幹夫/凧の俳句 凧や人吹き溜る屋台の灯 古田香澄/凧の俳句 頑張れと書きし大凧被災の地 中島けい一/凧の俳句 浜駈けて富士より高く揚げる凧 田村公平/凧の俳句 連凧のしんがりすねてゐるごとく 渡邉春生/凧の俳句 雲流る平城宮祉凧の陣 藤永敬天子