04-d-05
[季節] 晩春を主に三春（４月を主に２月から４月）生活季題
[季題] 春愁（しゆんしう／しゅんしゅう）
[副題] なし。
春は華やいで人の気分もうきうきしまする反面ふっと何となくもの
憂い感じになることがある。
このそこはかとない哀愁は春ゆえの気だるさを伴う愁いなどつかみ
所がない思いをすることをいう。
「春愁」は女性「秋愁」は男性といわれるが一概にはいえないようだ。
春愁の俳句 haiku April清月俳句歳時記／野田ゆたか編の４月の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成１２年６月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka[季節] 晩春を主に三春（４月を主に２月から４月）生活季題[季題] 春愁（しゆんしう／しゅんしゅう）[副題] なし。春は華やいで人の気分もうきうきしまする反面ふっと何となくもの憂い感じになることがある。このそこはかとない哀愁は春ゆえの気だるさを伴う愁いなどつかみ所がない思いをすることをいう。「春愁」は女性「秋愁」は男性といわれるが一概にはいえないようだ。＜例句＞・春愁の俳句 春愁や遠ざかりゆく昭和恋ふ 村上唯志・春愁の俳句 春愁や昔は遠くほろ苦し 前田みのる・春愁の俳句 満中陰修し春愁なほつのる 岡村紀洋・春愁の俳句 香煙をまとひ春愁払ひけり 松山寿美・春愁の俳句 錦城に潜む悲劇や春愁ふ 岸野幸子・春愁の俳句 五十肩この春愁に拍車かけ 秋山英身・春愁の俳句 春愁やみかへり弥陀の首傾ぐ 池下よし子・春愁の俳句 春愁の口をしめらす火酒をもて 堀口まゆみ・春愁の俳句 春愁やなにもせぬことストレスに 貫野 浩・春愁の俳句 独居にも春愁有りて読書の日 古堂周子・春愁の俳句 春愁や棹の流れし句座の舟 高橋泉也・春愁の俳句 春愁や地震に原発事故の里 横田壽賀子・春愁の俳句 春愁雨粒ころり葉こぼれ 志村万香・春愁の俳句 春愁や別れを惜しむ湖国なる 井川芳子・春愁の俳句 春愁や深くなりゆく眉間雛 川上真太郎・春愁の俳句 高札場法度掟に春愁ふ 山田行恵・春愁の俳句 春愁や卒寿の耳目如何とも 山本とも江・春愁の俳句 春愁や退職転居聞きしより 大西吉子・春愁の俳句 春愁の失せぬ開幕巨神戦 野田ゆたか