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[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)生活季題

[季題] 鞦韆(しうせん/しゅうせん)

[副題] 半仙戯(はんせんぎ) 秋千(しうせん/しゅうせん)  

    ふらここ       ぶらんこ
 
 
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 ぶらんこのこと。

 冬から解放された子どもたちが春風に向かって髪をなびかせてぶら
んこを漕ぐ躍動感はまさに春のものである。

 この言葉が春の季題となったのは中国の詩人蘇軾(蘇東坡)の春夜
 
の詩「春宵一刻値千金/花有清香月有陰/歌管楼台声寂々/鞦韆院落
 
夜沈々」の結句の「鞦韆」によるといわれている。
ぶらんこの俳句 haiku April清月俳句歳時記/野田ゆたか編の4月の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)生活季題[季題] 鞦韆(しうせん/しゅうせん)[副題] 秋千(しうせん/しゅうせん)ふらここ ぶらんこ 半仙戯(はんせんぎ) ぶらんこのことである。 冬から解放された子どもたちが春風に向かって髪をなびかせてぶらんこを漕ぐ躍動感はまさに春のものである。 この言葉が春の季題となったのは中国の詩人蘇軾(蘇東坡)の春夜の詩「春宵一刻値千金/花有清香月有陰/歌管楼台声寂々/鞦韆院落夜沈々」の結句の「鞦韆」によるといわれている。<例句>/鞦韆の俳句 鞦韆や地をけり天と結びけり 飯岡良一/鞦韆の俳句 鞦韆を並べ別れに漕ぎにけり 川崎孝二/鞦韆の俳句 鞦韆やシャガールの絵のやうな空 保坂道子/鞦韆の俳句 ぎーぎーと孫と鞦韆揺らしけり 松竹すすむ/鞦韆の俳句 鞦韆に二人並びて片思ひ 瀬尾睦夫/鞦韆の俳句 鞦韆や大地を確と蹴り上げて 橋本幹夫/しゅうせんの俳句 鞦韆の鉄鎖の匂ひ掌に残る 田中茂治