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[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題

[季題] 春疾風(はるはやて)
 
[副題] 春嵐(はるあらし) 春北風(はるきた)
 
 
 春の強風・突風をいう。

 穏やかな春風とは異なり乾燥した日に強く吹く疾風。

 特に関東地方で発生する季節風の一種で長時間砂ぼこりを巻き上げたりする。

 砂塵で空が黄色く見える事がある。

 江戸時代にはこの風の吹く日に火事が多いといわれたという。
春疾風の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の4月の天文俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka haiku[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題[季題] 春疾風(はるはやて)[副題] 春嵐(はるあらし) 春北風(はるきた)春の強風・突風をいう。穏やかな春風とは異なり乾燥した日に強く吹く疾風。特に関東地方で発生する季節風の一種で長時間砂ぼこりを巻き上げたりする。砂塵で空が黄色く見える事がある。江戸時代にはこの風の吹く日に火事が多いといわれたという。<例句>/春の嵐の俳句 春嵐影をひそめし軒雀 宇都宮美智子/春疾風の俳句 春疾風独居の部屋の戸を叩く 前田卯生/春嵐の俳句孫去りしあとのしじまや春嵐 池下よし子/春の嵐の俳句 駅前の騒然とせし春嵐 湯沢正枝/春の嵐の俳句 春嵐雲の流れも早足に 志村万香/春疾風の俳句 お台場の店早仕舞ひ春疾風 橋本幹/春はやての俳句 鉄塔をゆるがし過ぐる春疾風 辻本和子