04-b-06
[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題
[季題] 春の月(はるのつき)
[副題] 春月(しゆんげつ/しゅんげつ)
春は空気中に水分が多いため外の季節に比べて月も朧に潤んで見える。
この潤んだ様子や「春」から感じられる暖かさ柔らかさを感じさせる月を現した季題。
古くから秋の月はさやけさを愛で春の月は朧なるを愛でるというように春は滴るばかりの艶なる月の風情を楽しむ。
春の月の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題[季題] 春の月(はるのつき)[副題] 春月(しゆんげつ/しゅんげつ)副題『春月』の例句ページへ リンク副題『春満月』の例句ページへ リンク春は空気中に水分が多いため外の季節に比べて月も朧に潤んで見える。この潤んだ様子や「春」から感じられる暖かさ柔らかさを感じさせる月を現した季題。古くから秋の月はさやけさを愛で春の月は朧なるを愛でるというように春は滴るばかりの艶なる月の風情を楽しむ。/春の月の俳句 和歌浦の波にまどかや春の月 舘野翔鶴の俳句/春の月の俳句 鏡凪ぎせる大琵琶に春の月 稲福昌一の俳句/春の月の俳句 温泉煙にうるみて紅き春の月 西川寿賀子の俳句/春の月の俳句 父の忌を修して安堵春の月 橋本照子の俳句/春の月の俳句 春の月明日の晴れを約すかに 土舘イサの俳句/春の月の俳句 露天湯の桶に溢るる春の月 橋本幹夫の俳句/春の月の俳句 いつしかに吾子の乳離れ春の月 池下よし子 の俳句/春の月の俳句 玉砂利の音を止めし春の月 三浦光芳/春の月の俳句 天空に見へぬ子午線春の月 瀬尾睦夫/春の月の俳句 木立より生まれしばかり春の月 清水恵山/春の月の俳句 故里の峡は静けき春の月 西野一朗/春の月の俳句 むら雲や春月ときに抱きつつ 渡辺伝三/春の月の俳句 被災地の人を励ます春の月 土井木賊/春の月の俳句 石鎚の薄くれなゐの春の月 有馬たく04C−01 春の海/春の海の俳句 帰り来る漁船の水脈や春の海 池下よし子/春の海の俳句 父のごとときには怒る春の海 後藤允孝/春の海の俳句 空の色より濃く映る春の海 志村万香/春の海の俳句 聖堂の鐘より昏るる春の海 高橋泉也/春の海の俳句 島唄で渡る牛車や春の海 田村公平/春の海の俳句 幼な子の寝顔に似たる春の海 久保田昌子/春の海の俳句 純白の巨船揺蕩ふ春の海 川上真太郎/春の海の俳句 波頭きらりきらりと春の海 筒井省司/春の海の俳句 春の波時にははしゃいでみたくなる 藤本春苑/春の海の俳句 春の湖ゆるやかにして滔滔と 梅田澄子