04-b-05
[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題
[季題] 春の雲(はるのくも)
[副題] なし。
夏や秋の雲のようにはっきりとした形をなすことはないが空全体に白く刷いたような雲が現れ仄かに流れることやふわりとした綿雲が浮かぶことがある。
どことなく白い色を含んだ暖かい感じするのが春の雲といえる。
春の雲の俳句 春月ネット俳句歳時記4月の天文俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月) 天文季題 [季題] 春の雲(はるのくも) [副題] なし。 夏や秋の雲のようにはっきりとした形をなすことは少ないが、空全体に白く刷いたような雲が現れ仄かに流れることや、ふわりとした綿雲が浮かぶことがある。 どことなく白い色を含んだ暖かい感じするのが春の雲である。/春の雲の俳句 ぽつかりと浮ぶ軽さや春の雲 稲福昌一/春の雲の俳句 鉄棒の少女くるりと春の雲 西崎佐知/春の雲の俳句 鴟尾光る天おほらかに春の雲 門田窓城/春の雲の俳句 風鐸に甍に垂る春の雲 吉野濃菊/春の雲の俳句 春の雲透ける日影の漠々と 高橋泉也/春の雲の俳句 光りつつ山を越へ行く春の雲 佐藤美和子/春の雲の俳句 ふんわりと置きたる儘の春の雲 梅田澄子/春の雲の俳句 つと溶けて土と和める春の雲 林雄次郎/春の雲の俳句 踏破せし熊野古道や春の雲 水野恵以/春の雲の俳句 春の雲のつたり浮かぶ晴間かな 小島外恵/春の雲の俳句 束の間の春の雲間に富士仰ぐ 森田勝彦/春の雲の俳句 二代目は少しおつとり春の雲 池下よし子/春の雲の俳句 転げ落ちさう山顛の春の雲 渡邉春生/春の雲の俳句 春の雲富士の素顔の変はり行く 森戸しうじ/春の雲の俳句 セスナ機にゆつくり迫る春の雲 後藤允孝/春の雲の俳句 春雲や生きる幸せ一句詠む 志村万香/春の雲の俳句 綿菓子の如き縁取り春の雲 田村公平/春の雲の俳句 急ぐなよ楡の大樹の春の雲 本郷智子/春の雲の俳句 春の雲千切れ千切れて旅日和 田中雍子