04-b-04
[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題
[季題] 春風(はるかぜ)
[副題] 春風(しゅんぷう) 春の風(はるのかぜ)
気象の変化の激しい春は強い風も吹くが春風といえば春風駘蕩というように暖かく穏やかに南の方から吹く風である。
句の中の春風を「はるかぜ」と読むか「しゅんぷう」と読むのかは読者に任されているので読者は一句の韻文リズムを判断して鑑賞することになる。
※「東風」は別題となる。
春風の俳句 spring breeze haiku April清月俳句歳時記/野田ゆたか編の4月の天文俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)天文季題[季題] 春風(はるかぜ)[副題] 春の風(はるのかぜ)副題『春の風』の例句ページへ リンク気象の変化の激しい春は強い風も吹くが春風といえば春風駘蕩というように暖かく穏やかに南の方から吹く風である。句の中の春風を「はるかぜ」と読むか「しゅんぷう」と読むのかは読者に任されているので読者は一句の韻文リズムを判断して鑑賞することになる。「東風」は別題となる。<例句>・春風の俳句 春風や師の天職の書道展 西ア佐知・春風の俳句 春風や塔の風鐸鳴りやまず 松山寿美・春風の俳句 春風になごむ心の旅つづく 土井木賊・春風の俳句 野山歩すただ春風に逢ひたくて 井川芳子・春風の俳句 春風にうなずき歩く句帳かな 笠井美和子・春風の俳句 春風に心ほぐれてをりにけり 寺本光堂・春風の俳句 春風や宮址の広さ戸惑ひぬ 西村舟津・春風の俳句 春風の吹きわたりゆく露天の湯 中橋京子・春風の俳句 美容室出て春風に包まれる 八島厚子・春風の俳句 春風を受けてダンスに通ひけり 堀江桃雀・春風の俳句 春風や受験の絵馬を高鳴らす 石崎そうびん・春風の俳句 春風や新造船より餅撒かれ 和泉清一・春風の俳句 春風の匂ひを持ちて孫来たる 池田幸恵・春風の俳句 春風や手をつなぎ来る一輸車 土屋 勝・春風の俳句 春風や高いたかいと肩車 湯澤正枝・春風の俳句 春風や東京住まひ望む孫 能口和子・春風の俳句 春風やゆっくり回る水車 阿形公枝・春風の俳句 春風に吹かれて流る笹の舟 瀧尻久美子・春風の俳句 春風の陽気に沿へる古都の旅 野田ゆたか