04-a-15
[季節] 晩春(4月) 時候季題
[季題] 春深し(はるふかし)
[副題] 春闌(はるたたけなは/はるたけなわ)
春闌く(はるたく)
桜も散って木々の葉の色が濃くなってくる。
草木をはじめ風物の様子にどことなく春も盛りを過ぎたと感じられるころをいう。
春深しの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の4月の時候俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka haiku [季節] 晩春(4月)時候季題[季題] 春深し(はるふかし)[副題] 春闌(はるたたけなは/はるたけなわ) 春闌く(はるたく)桜も散って木々の葉の色が濃くなってくる。草木をはじめ風物の様子にどことなく春も盛りを過ぎたと感じられるころをいう。<例句>▼春深むの俳句 春深む日々彩りを濃くしつゝ 栗林清謡▼春深しの俳句 茅葺の軒場に唐箕春深し 佐藤美和子▼春深しの俳句 奉納に桧皮一束春深し 池下よし子▼春深しの俳句 狭まりし紀州街道春深し 伊藤悦子▼春深しの俳句 土くれが古代を語る春深し 飯岡良一▼春深しの俳句 思惟仏の半眼まなこ春深し 野田ゆたか