04-a-12
[季節] 晩春（４月） 時候季題
[季題] 蛙の目借時（かはづのめかりどき／かわずのめかりどき）
[副題] 目借時（めかりどき）
晩春の昼下がりはつい眠気を誘われる。
この頃眠くなるのは鳴き始める蛙が人の目を借りるからだという。
このころの時候を「蛙の目借時」といい「目借時」という。
眠気を催す蛙の声を取りいれた古風な俳諧味のある季題の一つといえる。
蛙の目借時の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか編の４月の時候俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成１２年６月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・ホトトギス。noda yutaka haiku [季節] 晩春（４月）時候季題[季題] 蛙の目借時（かはづのめかりどき／かわずのめかりどき）[副題] 目借時（めかりどき）晩春の昼下がりはつい眠気を誘われる。この頃眠くなるのは鳴き始める蛙が人の目を借りるからだという。このころの時候を「蛙の目借時」といい「目借時」といった。眠気を催す蛙の声を取りいれた古風な俳諧味のある季題の一つといえよう。＜例句＞▼蛙の目借時の俳句 セミナーのチョークよく折れ目借時 村上唯志▼蛙の目借時の俳句 手習ひの筆もゆるみて目借時 前田卯生▼蛙の目借時の俳句 欲得も無くて蛙の目借時 長田穂峰▼蛙の目借時の俳句 行間を行きつ戻りつ目借時 清水恵山▼蛙の目借時の俳句 ページ繰る指に蛙の目借時 野田ゆたか