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[季節] 晩春(4月)         時候季題

[季題] 夏近し(なつちかし)

[副題] 夏隣る(なつどなる)
 
 
 ようやく夏に移ろうとしているころのこと。

 夜の明けるのが早くなり木々の緑の眩しさや日ざし或いは風の動
 
きにも夏の近いことを感じさせられる。 
夏近しの俳句 清月ネット俳句歳時記4月の時候俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・未央・ホトトギス。noda yutaka haiku [季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)時候季題[季題]夏近し(なつちかし)[副題]夏隣る(なつどなる)ようやく夏に移ろうとしているころのこと。夜の明けるのが早くなり木々の緑の眩しさや日ざし或いは風の動きにも夏の近いことを感じさせられる。▼夏近しの俳句 石庭の白砂の縞に夏近し 西ア佐知▼夏近しの俳句 夏近し真砂を洗ふ小浪立つ 菅沼良子▼夏近しの俳句 眞砂研ぐ海きらきらと夏近し 川口善美▼夏近しの俳句 夏近し竿の手入れの余念なく 池田幸恵▼夏近しの俳句 海猫の声高々と夏近し 竹内恵美子▼夏近しの俳句 夏近しふわっと雨の匂ひかな 田中由美子▼夏近しの俳句 夏近し苔の匂へるお夏塚 野田ゆたか