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[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)時候季題

[季題] 春暁(しゆんげう/しゅんぎょう)

[副題] 春の曙(はるのあけぼの) 春あかつき(はるあかつき)
 
    春の暁(はるのあかつき) 春の朝(はるのあさ)
 

 春の明け方のこと。
 
 春の曙は秋の夕暮とともに古来これをめでる心持ちが強かった。
 
 春の朝は夜が明けきってからのことで感じが異なる。
 
 古語では春の夜明けを「あかつき」と「あけぼの」にいい分けていた。
 
 「あかつき」はまだ暗く「あけぼの」はそれよりあとほのぼのと
 
明るく「あさ」はもう少し遅い時間帯をいっていた。
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春暁の俳句 清月ネット俳句歳時記4月の時候俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから文語文・有季定形俳句・伝統俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成12年6月に、インターネット俳句「清月」を創設主宰し現在に至っています。大阪清月庵・枚方市。京都清月庵・木津川市。参加俳句誌・未央・ホトトギス。[季節] 晩春を主に三春(4月を主に2月から4月)時候季題[季題] 春暁(しゆんげう/しゅんぎょう)[副題] 春の曙(はるのあけぼの) 春あかつき(はるあかつき) 春の暁(はるのあかつき)春の明け方のこと。春の曙は秋の夕暮とともに古来これをめでる心持ちが強かった。 春の朝は夜が明けきってからのことで感じが異なる。古語では春の夜明けをいい分けていた。「あかつき」はまだ暗く「あけぼの」はそれよりあとほのぼのと明るく「あさ」はもう少し遅い時間帯をいっている。▼春暁の俳句 旅なれや春曙の浜を歩す 西ア佐知▼春暁の俳句 春暁や天心蒼をひそめをり 松山寿美▼春暁の俳句 春暁の雨にまどろみ深めけり 岩井純子▼春暁の俳句 春暁や校舎に響く鶏の声 長嶺勇▼春暁の俳句 眺望の春あけぼのの沖の船 若林柾矢▼春暁の俳句 春暁の果てなき空や深呼吸 阿部和雄▼春暁の俳句 装置解き父春暁の黄泉路へと 野田ゆたか崎の湯の春あけぼのの波の音 舘野翔鶴美吉野の春曙の史跡訪ふ 村上唯志春暁や島の鼓動の浪の音 奥田不二子春暁や船の舳先は南氷洋 後藤允孝春あかつきポンドに櫂の雫かな 橋本幹夫春暁の水仕の妻の声弾む 林雄次郎パンの香の甘く漂ひ春の朝 山口美琴春暁や玉のやうなる男の子生る 奥野品子背伸びして蒲団はみだす春の朝 岩本和行春暁や霧立ちこめて墨絵めく 松阪久美子春暁や定時を告げる鐘三つ 堀江桃雀春暁や生駒連山濃紫 中山泰山