03-g-44
[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月) 植物季題
[季題] 繁簍(はこべ)
[副題] 鶏腸(はこべ) 百磁草(はこべぐさ)
はこべ はこべら はくべら
越年草で路傍や畑などに自生している。
茎は基部が分岐して地面を這い葉は対生し卵形で柔らかい。
春になると白色の小さな五弁花をつける。
カナリヤや眼白などの小鳥の餌に用いられることがある。
古くは肝臓病などの民間薬として用いられたことがある。
※ 口語常用漢字で「はこべ」は「繁縷」と記す。
清月俳句歳時記/野田ゆたか編 繁縷の俳句 凡々と生きて小さきはこべかな 林 雄次郎/花はこべの俳句 幸せはほんの束の間花はこべ 橋本幹夫