03-g-25
[季節] 仲春(3月) 植物季題
[季題] 茅花(つばな)
[副題] なし。
山野や原野の草地・川原などに群生する茅萱の花のこと。
3月頃葉が伸びきらないうちに槍先のような尖った苞に包まれた白い尾状の花序を垂らす。
若い花序は甘味があり食べられる。また根茎は消炎・利尿の漢方薬として用いられるという。
花は惚けて白々とそよぎ絮となって飛散するようになる。
茅花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 3月の植物俳句のページです。haikusaijik・inoda・yutaka例句は有季定型の伝統俳句から抽出しています。編者はインターネット俳句・清月の主宰です。[季節] 仲春(3月)植物季題[季題] 茅花(つばな)[副題] なし。山野や原野の草地・川原などに群生する茅萱の花のこと。3月頃葉が伸びきらないうちに槍先のような尖った苞に包まれた白い尾状の花序を垂らす。若い花序は甘味があり物の無かった時代には子供が摘んで食べたという。また根茎は消炎・利尿の漢方薬として用いられるという。花は惚けて白々とそよぎ絮となって飛散するようになる。
<例句>茅花咲くの俳句 ひとときを混みし車道や茅花咲く 南部静季。茅花の俳句 茅花いま風随へて華やげり 藤本春苑。茅花の俳句 銀色に茅花群落風そよぐ 清水恵山。夕茅花の俳句 人去りて句碑ぽつねんと夕茅花 野田ゆたか。