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[季節] 仲春(3月)         植物季題

[季題] 茎立(くくたち)

[副題] くきだち
 
 
 3〜4月ごろ大根・蕪などの根菜類菜類の花茎が高く抜きんでることをいう。
 
 茎立した根菜類はすが入り又菜類は葉が固くなって食用に適さなくなる。
 
 「くく」は「茎」の古形。
茎立ちの俳句 清月俳句歳時記3月の植物俳句のページです。haikusaijiki noda yutaka例句は、有季定型俳句伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかはインターネット俳句「清月」の主宰です。[季節]仲春(3月)植物季題[季題]茎立(くくたち)[副題]なし。▼茎立ちの俳句 見放されし姿のまゝに茎立てる 門田あさひ▼茎立ちの俳句 捨て蕪の首を捩りて茎立てり 川上真太郎▼茎立ちの俳句 茎立ちて畝は黄色の帯と化す 戸本文雄▼茎立ちの俳句 茎立や日照雨に濡れて塞の神 西岡甲子▼茎立ちの俳句 茎立ちて花の類になりしかな 梅田澄子▼茎立ちの俳句 身の癒えて畑に戻れば茎立ちて 水野恵以▼茎立ちの俳句 茎立てば豪華客船入港す 野田ゆたか3、4月ごろ大根、蕪などの根菜類、菜類の花茎が高く抜きんでることをいう。茎立した大根には、すが入り、菜類は葉が固くなって食用に適さなくなる。「くく」は「茎」の古形。