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[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)動物季題

[季題] (にな)

[副題] 蜷の道(になのみち)    みな
 
 
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 川や池・湖沼・水田などに棲む褐色を帯びた細長い2・3cmの巻貝。

 北海道南部から沖縄までの日本各地で見かける。

 殻は蛍の幼虫が好んで食べるため長野県では蛍貝とも呼ばれる。

 春になる水底にいわゆる螺の道を作りながら這う姿が見かけられる。
蜷の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)動物季題[季題] 蜷(にな)[副題] 蜷の道(になのみち)みな▼副題『蜷の道』の例句へ川や池・湖沼・水田などに棲む褐色を帯びた細長い2・3cmの巻貝。北海道南部から沖縄までの日本各地で見かける。殻は蛍の幼虫が好んで食べるため長野県では蛍貝とも呼ばれる。春になる水底にいわゆる螺の道を作りながら這う姿が見かけられる。/蜷の俳句 吾が影と日をのせ蜷の川清ら 西川壽賀子/蜷の俳句 蜷数多棲むせせらぎも子規の庭 吉岡純子/蜷の俳句 水と掬ふ蜷は真っ黒動かざる 山本とも江/蜷の俳句 川蜷の這ひ跡しるき子規の庭 山本文栄/蜷の俳句 築地塀沿ひゐし溝に蜷多し 八木徹