03-f-12
[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月) 動物季題
[季題] 地虫穴を出づ(ぢむしあなをいづ/じむしあなをいず)
[副題] 地虫出づ(ぢむしいづ/じむしいず)
蟻穴を出づ(ありあなをいづ/ありあなをいず)
地虫は地中に住む虫の総称で啓蟄のころ冬眠していたものが巣穴から出てくる。
冬眠から覚めたばかりの虫の動きを見ると春の来た喜びが感じられる。
「蟻穴を出づ・蜥蜴穴を出づ・蛙穴を出づ・蛇穴を出づ」など個々の虫の名をつけて詠む場合が多い。
俳句では広く蛇や蛙なども地虫として詠まれる。
地虫穴を出ずの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 3月の動物俳句のページです。haikusaijik・inoda・yutaka例句は、有季定型の伝統俳句の歳時記のページです。編者はインターネット俳句・清月の主宰です。編者野田ゆたかはインターネット俳句「清月」の主宰です。[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)動物季題[季題] 地虫穴を出づ(ぢむしあなをいづ/じむしあなをいず)[副題] 地虫出づ(ぢむしいづ/じむしいず)蟻穴を出づ(ありあなをいづ/ありあなをいず)地虫は地中に住む虫の総称で啓蟄のころ冬眠していたものが巣穴から出てくる。冬眠から覚めたばかりの虫の動きを見ると春の来た喜びが感じられる。「蟻穴を出づ・蜥蜴穴を出づ・蛙穴を出づ・蛇穴を出づ」など個々の虫の名をつけて詠む場合が多い。俳句では広く蛇や蛙なども地虫として詠まれる。▼地虫出づの俳句 虫出づ再びかへらざる穴を 西ア佐知▼蛇穴を出づの俳句 蛇出でて生臭き風漂へり 稲福昌一▼地虫出づの俳句 発掘の休みの日なり地虫出づ 石崎そうびん▼地虫出づの俳句 裏庭にあまねく日あり地虫出づ 井川芳子▼地虫穴を出づの俳句 地虫出づ穴造成に塞がれし 山本宏子▼蟻穴を出づの俳句 右顧左眄漸く蟻の穴を出づ 川上真太郎▼蛇穴を出づの俳句 蛇穴をするりと出でて夜を遊ぶ 野田ゆたか