03-f-10
[季節] 仲春（３月） 動物季題
[季題] 帰る雁（かへるかり／かえるかり）
[副題] 帰雁（きがん） 雁帰る（かりかへる／かりかえる）
行く雁（ゆくかり） 春の雁（はるのかり）
秋に北方から日本に渡ってきで越冬した雁が春になってまた北に帰っていくこと。
３月ごろに各地の沼などを飛び立った真雁は北海道石狩平野の宮島沼に集結するといわれ４月中〜下旬に日本を離れる。
北へ向かう雁の鳴き声は悲哀の情を誘い古来詩歌に数多く詠まれてきた。
※単に「雁」といえば秋の季語。
帰雁の俳句 清月俳句歳時記3月の動物俳句のページです。haikusaijiki nodayutaka例句は、有季定型俳句伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかはインターネット俳句「清月」の主宰です。[季節]仲春（３月）動物季題[季題]帰る雁（かへるかり／かえるかり）[副題]帰雁（きがん）雁帰る（かりかへる／かりかえる）行く雁（ゆくかり）春の雁（はるのかり）▼帰雁の俳句 山の端へ帰雁の渡る月明り 前川嘉風▼帰雁の俳句 空青し帰雁の棹を見送りぬ 杉橋てつ▼帰雁の俳句 吹き荒ぶ尾上の浜や雁帰る 岩本和行▼帰雁の俳句 故郷の山彦に逢ふ帰雁かな 三浦光芳▼雁帰るの俳句 山の端に繊月かかり雁帰る 東 嘉子▼秋に北方から日本に渡ってきで越冬した雁が春になってまた北に帰っていくこと。３月ごろに各地の沼などを飛び立った真雁は北海道石狩平野の宮島沼に集結するといわれ４月中〜下旬に日本を離れる。北へ向かう雁の鳴き声は悲哀の情を誘い古来詩歌に数多く詠まれてきた。単に雁といえば秋の季語。