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[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)動物季題

[季題] いかなご
 
          インターネットでは「魚」へんに「白」と書く漢字が
            使えないので季題を仮名書きとしています。

[副題] 玉筋魚(いかなご)  叺子(かますご)
 
 
 銀白色の細長い魚体で大きくなると20センチくらいになる北海道から九州までの沿岸に棲息する近海魚。
 
 2月下旬〜3月上旬ごろの4〜5センチくらいの幼魚を獲り煮干し・佃煮などにされる。

 魚体が釘のようにも見える事から佃煮を「くぎ煮」ともいう。
いかなご
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魚体長は3cm前後です。
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いかなごの俳句ザ・清月俳句歳時記3月の動物俳句のページです。haikusaijiki nodayutaka例句は、有季定型俳句伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかはインターネット俳句「清月」の主宰です。[季節]仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)動物季題[季題]いかなごインターネットでは「魚」へんに「白」と書く漢字が使えませんので季題を仮名書きとしています。[副題]玉筋魚(いかなご)叺子(かますご)▼いかなごの俳句 玉筋魚の坩塙と化せる魚の棚 森本恭生▼いかなごの俳句 解禁日はやいかな子の太りゐし 藤本春苑▼いかなごの俳句 いかなご煮母より継いで娘に継いで 山口美琴▼いかなごの俳句 持ち寄りて味見くらべのいかな子煮 秋山英身▼いかなごの俳句 品薄のいかなご求む列に着く 杉山春萌▼いかなごの俳句 いかな子の放つ煮えゆく匂ひかな 野田ゆたか銀白色の細長い魚体で大きくなると20センチくらいになる北海道から九州までの沿岸に棲息する近海魚。2月下旬〜3月上旬ごろの4〜5センチくらいの幼魚を獲り煮干し・佃煮などにされる。佃煮が錆釘のようにも見える事から佃煮を「くぎ煮」ともいわれる。/?子の俳句 いかなごの不漁と聞くも箱溢る 池下よし子/玉筋魚の俳句 玉筋魚や飛び跳ねるまま茹で上げる 後藤允孝/?子の俳句 ?子の荷揚の減りて浜淋し 松山寿美/叺子の俳句 叺子や訛飛び交ふ播磨灘 橋本幹夫/?子の俳句 ?子の不漁に託つ相場かな 山中明石/いかなごの俳句 海鳥の群る船や*いかなご?*子漁 清水恵山/いかなごの俳句 玉筋魚を箸で掴めば海臭ふ 石川順一