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[季節] 仲春(3月)          動物季題

[季題] 鶏合(とりあはせ/とりあわせ)

[副題] 勝鶏(かちどり) 負鶏(まけどり)

    闘鶏(とうけい) 闘鶏師(とうけいし)
 
 
 春先になると蹴爪の強い雄鶏の闘志が昂じる。

 この雄鳥を闘わせて勝負を競うことをいう。

 鶏合は人の輪の中で土煙を上げながら血みどろになって戦う。

 勝鶏は首を伸ばして高らかに鳴きあげる。負鶏は鳴きもしない。

 古くは陰暦3月3日の行事として行われた。
 
 昭和40年代に都道府県条例で闘牛・闘犬・闘鶏を禁止された地域もあり闘鶏は下火となった。

 最近の鶏合は時に観光地の見せ物として行われるものや伝統行事として神社に奉納するものくらいになった。
 
鶏合の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 3月の行事俳句のページです。haikusaijik・inoda・yutaka例句は、有季定型の伝統俳句の歳時記のページです。編者はインターネット俳句・清月の主宰です。編者野田ゆたかはインターネット俳句「清月」の主宰です。[季節] 仲春(3月) 動物季題[季題] 鶏合(とりあはせ/とりあわせ)[副題] 勝鶏(かちどり)負鶏(まけどり)闘鶏(とうけい)闘鶏師(とうけいし)春先になると蹴爪の強い雄鶏の闘志が昂じるこの雄鳥を闘わせて勝負を競うことをいう。鶏合は人の輪の中で土煙を上げながら血みどろになって戦う。勝鶏は首を伸ばして高らかに鳴きあげる。負鶏は鳴きもしない。宮中では平安時代以降の陰暦3月3日に行われた。昭和40年代に都道府県条例で闘牛・闘犬・闘鶏禁止された地域もあり闘鶏は一般的に下火となった。最近の鶏合は時に観光地の見せ物として行われるものや伝統行事として神社に奉納するものくらいになった。▼鶏合の俳句 極り手は座り負けてふ鶏合 横田寿賀子▼勝鶏の俳句 勝鶏のたかぶり土間を高歩み 新庄一雄▼鶏合の俳句 羽撃つ音ばかり無言の鶏合 長田穂峰▼闘鶏の俳句 ことさらに視線をそらす鶏合 林雄次郎▼闘鶏の俳句 白衣着て獣医も見たり鶏合 川口善美/鶏合わせの俳句 鶏合勢ひの酒を吹き掛けて 布野 壽
▼闘鶏の俳句 勝敗の予想こもごも鶏合 野田ゆたか