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[季節] 仲春(3月13日) 行事季題
[季題] 御水取(おみづとり/おみずとり)
[副題] 水取(みづとり/みずとり)
東大寺二月堂の修二会の行法の一つとして親しまれている。
二月堂では3月13日の午前2時を期して閼伽井屋から御香水を汲み上げ本尊に供える。
この香水は若狭国(福井県)の遠敷(おにゆう)明神から送られるとされ若狭では3月2日に送水会の神事が行われる。
また御香水に先立ち12日の夜二月堂の回廊を駆巡る御松明の行が行われる。
御松明の行法は壮観で庇を焦がさんばかりの炎から堂下の群衆に火の粉が舞い散る。
※「修二会」は別題となる
御水取の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 仲春(3月13日)行事季題[季題] 御水取(おみづとり/おみずとり)[副題] 水取(みづとり/みずとり)副題『水取』の例句ページへ リンク東大寺二月堂の修二会の行法の一つとして親しまれている。二月堂では3月13日の午前2時を期して閼伽井屋から御香水を汲み上げ本尊に供える。この香水は若狭国(福井県)の遠敷(おにゆう)明神から送られるとされ若狭では3月2日に送水会の神事が行われる。また御香水に先立ち12日の夜二月堂の回廊を駆巡る御松明の行が行われる。御松明の行法は壮観で庇を焦がさんばかりの炎から堂下の群衆に火の粉が舞い散る。「修二会」は別題となる/御水取の俳句 闇に舞ふ火の粉の散華お水取 西川寿賀子/御水取の俳句 お水取紙燭小暗き籠り堂 松山寿美/御水取の俳句 御水取炬火待つ空に星生れ 西村舟津/御水取の俳句 お水取待つ群衆に夜気迫る 阿形公枝/御水取の俳句 お水取果てて落ちゆく眉の月 加納幸子/御水取の俳句 御水取湯屋に清めの水の音 宇都宮美智子/御水取の俳句 ぬばたまの闇を深めて御水取 野田ゆたか/御水取の俳句 お水取五体投地の闇震ふ 田中茂治/御水取の俳句 お水取済みてあまねく星の空 橋本幹夫/御水取の俳句 お水取備え設ふ竹矢来 山口広子/御水取の俳句 お水取夜空に浮かぶ二月堂 松葉律子/御水取の俳句 暗闇に火の粉散らせてお水取 西野和子/御水取の俳句 回廊を走る光跡お水取 川上真太郎/御水取の俳句 お水取り焔の雨を降らせけり 前川嘉風/御水取の俳句 遠くまで沓音響く御水取 嶋きさ子/御水取の俳句 暗闇を夫の腕借るお水取 北野美代子