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[季節] 仲春を主に三春（３月を主に２月から４月）地理季題
[季題] 春の川（はるのかは／はるのかわ）
[副題] 春江（しゆんかう／しゅんこう）
冬に水嵩が減ったり涸れたり又は凍ったりしていた川も春になって雨や雪解などで川の水嵩が増す。
山国ではそれが一時に勢いよく流れ出る。
野川や町を流れる川は豊かな水量の川となり岸には猫柳がふくらみ芽柳がたれ日影もうらうらと川面に映り流れが輝くようになる。
春の川の俳句 清月俳句歳時記3月の地理俳句のページです。haiku saijiki noda yutaka 例句は、有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかはインターネット俳句「清月」の主宰です。 [季節] 仲春を主に三春（３月を主に２月から４月）地理季題[季題]春の川（はるのかは／はるのかわ）[副題]春江（しゆんかう／しゅんこう）冬、水嵩が減ったり、涸れたり凍ったりしていた川も、春になって雨や雪解などで川の水嵩が増し、山国ではそれが一時に勢いよく流れ出る。野川や町を流れる川は、豊かな水量の川となり、岸には猫柳がふくらみ、芽柳がたれ、日影もうらうらと川面に映り輝くようになる。▼春江の俳句 春江や水上バスに仰ぐ城 門田窓城▼春の川の俳句 春の川勢ひ勢ひて岩を噛む 西川壽賀子▼春の川の俳句 春の川胎動しきりなる底ひ 西村舟津▼春の川の俳句 春の川のぼる魚影の群を追ふ 松山寿美▼春の川の俳句 満席の観光船や春の川 土井木賊▼春の川の俳句 スカイツリー映し揺蕩ふ春の川 横田壽賀子▼春の川の俳句 春の川井堰に落ちてつづく泡 森戸しうじ▼春の川の俳句 映るビルゆらりゆらりと春の川 山口広子▼春の小川の俳句 阿武隈の山貫きし春の川 南部静季▼春の小川の俳句 ふる里を貫く春の小川かな 杉林義男▼春川の俳句 渡り石伝ひ春川横切りぬ 梅田澄子▼春の川の俳句 比叡よりの水に嵩増す春の川 松葉律子▼春の小川の俳句 御廟所へ春の小川の奏でをり 竹内恵美子▼春の川の俳句 山に添ひ大きく蛇行春の川 奥田不二子▼春の川の俳句 添ひ行けば口遊みたき春の川 佐藤美和子▼春の川の俳句 ふる里の変はらぬ川瀬春の川 辻 多津子▼春の川の俳句 合流の光新たや春の川 大畠宮子▼春の川の俳句 暮れ残る光集めて春の川 池田幸恵▼春の川の俳句 上潮を上へ流して春の川 野田ゆたか