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[季節] 仲春(3月)        天文季題
 
[季題] 斑雪(はだれ)
 
[副題] 斑雪(はだれゆき)  はだら雪(はだらゆき)
 
    はだら        はだれ野(はだれの)
 
 春の雪がうっすらとまだらに降り積もったようす。
 
 または解けかけてまだらに残っている雪をいう。
 
 或いははらはらとまばらに降る雪のこともいう。
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斑雪の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 仲春(3月)天文季題[季題] 斑雪(はだれ) [副題] 斑雪(はだれゆき)はだら雪(はだらゆき)はだら はだれ野(はだれの)春の雪がうっすらとまだらに降り積もったようす。または解けかけてまだらに残っている雪をいう。或いははらはらとまばらに降る雪のこともいう。/斑雪の俳句 比良山の幾重の峪の斑雪 西村舟津/斑雪の俳句 段畑の隅をふちどる斑雪 西川壽賀子/斑雪の俳句 雲去りて湖辺はだらの松並木 土井木賊/斑雪の俳句 斑雪山杉の木折れて肌を見せ 高橋泉也/斑雪の俳句 杖を曳く九十九折れなる斑雪山 奥田不二子/斑雪の俳句 二上山の斑雪のままに暮れゆけり 林雄次郎/斑雪の俳句 はだら雪うだつの町の石畳 石崎そうびん/斑雪の俳句 鳥翔ちて鎮もるところ斑雪 南部静季/斑雪の俳句 日の陰に樽るよに斑雪かな 梅田澄子/斑雪の俳句 産土神の土俵縁取る斑雪 高橋泉也/斑雪の俳句 露座に在す四十八仏斑雪の野 山本とも江/斑雪の俳句 比良比叡朝日に光るはだれ雪 松葉律子/斑雪の俳句 神鹿の屯のあたり斑雪 大畠宮子/斑雪の俳句 忘らるるボールはだれの公園に 池田幸恵/斑雪の俳句 斑雪木曽も奥なる荘泊り 辻多津子/斑雪の俳句 はだれ山暮らしの息吹くこけし村 本郷智子/斑雪の俳句 畑中の稲荷の祠はだら雪 池下よし子/斑雪の俳句 斑雪嶺の谺が返す槌の音 野田ゆたか