03-b-06
[季節] 仲春(3月15日ごろ) 天文季題
[季題] 涅槃西風(ねはんにし)
[副題] なし。
涅槃会の旧暦2月15日は釈迦入滅の日でこの日前後に吹く西風をいう。
俗に西方浄土からの迎え風というがこの風が吹くと寒さが戻る。
涅槃西風の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記[季節] 仲春(3月15日ごろ)天文季題[季題] 涅槃西風(ねはんにし)[副題] なし。涅槃会の旧暦2月15日は釈迦入滅の日でこの日前後に吹く西風をいう。俗に西方浄土からの迎え風というがこの風が吹くと寒さが戻る。/涅槃西風の俳句 城門を移築の寺や涅槃西風 西ア佐知/涅槃西風の俳句 酒盛の船小屋外は涅槃西風 稲福昌一/涅槃西風の俳句 局格子縋れば梳き来涅槃西風 西村舟津/涅槃西風の俳句 ときの間の読経の流れ涅槃西風 奥田不二子/涅槃西風の俳句 護摩の火の坩堝となりし涅槃西風 東嘉子/涅槃西風の俳句 涅槃会の前後を跨ぎ西の風 戸本文雄/涅槃西風の俳句 ちぎれ飛ぶ護摩供の煙涅槃西風 近藤清女/涅槃西風の俳句 町の角折れてはげしき涅槃西風 橘川重/涅槃西風の俳句 涅槃西風迷路のやうな墓地を抜け 保坂道子/涅槃西風の俳句 刻々と天氣の変る涅槃西風 能口和子/涅槃西風の俳句 涅槃西風磯の上なる地蔵堂 池田幸恵/涅槃西風の俳句 子は遥か遠くへ嫁ぎ涅槃西風 森島緋紗江/涅槃西風の俳句 船見えぬ七里の渡し涅槃西風 石崎そうびん/涅槃西風の俳句 涅槃西風猛虎籠れる南禅寺 橋本幹夫/涅槃西風の俳句 涅槃西風釈迦の眠りを妨げり 山口美琴/涅槃西風の俳句 たもとほる屋上農園涅槃西風 池下よし子/涅槃西風の俳句 風紋は極楽の絵図涅槃西風 野田ゆたか