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[季節] 仲春（３月） 時候季題
[季題] 春めく（はるめく）
[副題] なし。
長い冬の間の寒さがゆるみいかにも春らしくなること。
寒さが残っているが気温が上昇する。
木々の芽も動き始める。
春めくの俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 仲春（３月）時候季題[季題] 春めく（はるめく）[副題] なし。長い冬の間の寒さがゆるみいかにも春らしくなること。寒さが残っているが気温が上昇する。木々の芽も動き始める。／春めくの俳句 単調な木魚春めく庭巡る 門田窓城／春めくの俳句 春めきて久しぶりなる美容室 阿部陽子／春めくの俳句 春めきて垣根の会話はずみけり 奥野品子／春めくの俳句 春めきて油塔の煙まっすぐに 及川輝子／春めくの俳句 めっきりと春めきし城窓におき 栗林清謡／春めくの俳句 三更の春めく雨の細き音 林 雄次郎／春めくの俳句 隧道を出れば大和の春めける 山田行恵／春めくの俳句 蒼天に刷ける浮雲春めける 山本とも江／春めくの俳句 茫洋と溶け合ふ沖の春めける 市原遊亀／春めくの俳句 細波の白く光りて春めける 小川和子／春めくの俳句 春めける庭大正の玻璃越しに 松葉律子／春めくの俳句 春めきて身も軽く家事はかどりぬ 大場比奈子／春めくの俳句 遠蔵王春めく中に聳えおり 八島厚子／春めくの俳句 春めきてウォーキングに口ずさむ 北川紀美子／春めくの俳句 春めくや島をそびらに船通ふ 橋本正勝／春めくの俳句 春めくや土盛り上がる土竜道 清水恵山／春めくの俳句 春めくや浮雲白く流れゆく 瀧尻久美子／春めくの俳句 春めくや上棟祭の桧の香 池下よし子 ／春めくの俳句 春めくや鴎飛び交ふ湾めぐる 渡辺伝三／春めくの俳句 春めきし荒野の果ての根なし雲 西岡甲子／春めくの俳句 春めくや流れる雲と空の色 中山泰山／春めくの俳句 春めくや地蔵の当て子新しく 水野惠以／春めくの俳句 春めくや赤きベンチと滑り台 橋本幹夫／春めくの俳句 雨の香の立てる大地の春めける 高柳ゆうこ／春めくの俳句 常夜燈照らすものさへ春めきて 山口丘刀／春めくの俳句 春めきて流れ澤々子規の庭 山本とも江／春めくの俳句 春めきしこと旅心湧きいでし 山本宏子／春めくの俳句 陽だまりに舫ふタンカー春めきぬ 田村公平／春めくの俳句 春めけり池に映れる木々の彩 川村文香／春めくの俳句 春めきて富士の衣は青み帯ぶ 斎藤けい子／春めくの俳句 風止んで不意に春めく夕べかな 野田ゆたか