03-a-01
[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)時候季題
[季題] 暖か(あたたか)
[副題] ぬくし
心地よい春の陽気な温暖をいう。
彼岸近くからそろそろ暖かくなってくる。
暖かさを感じるのは春だけではないが冬を過ぎて暖かくなったという浮き浮きした気分が格別でこの格別な気分を春のものとして詠まれる。
暖かの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 仲春を主に三春(3月を主に2月から4月)時候季題[季題] 暖か(あたたか)[副題] ぬくし副題『ぬくし』の例句ページへ リンク心地よい春の陽気な温暖をいう。彼岸近くからそろそろ暖かくなってくる。暖かさを感じるのは春だけではないが冬を過ぎて暖かくなったという浮き浮きした気分が格別でこの格別な気分を春のものとして詠まれる。/あたたかしの俳句 海光のたたみ来る岬あたたかし 村上唯志/暖かしの俳句 翔鶴師偲ぶ心の暖かし 姉歯義ひろ/暖かの俳句 久闊の握手の師の手暖かや 西ア佐知/暖かの俳句 あたたかや阿波も南の薬王寺 山口正秋/暖かの俳句 あたたかや滲みゆたかに土佐の紙 岡崎桜雲/暖かしの俳句 師の便り拝する住き日暖かし 南部静季/暖かの俳句 暖かや少年ひとりボール蹴る 西村舟津/暖かしの俳句 暖かし知己の貌して鹿寄り来 松山寿美/暖かの俳句 暖かや心の通ふ言葉にも 西川壽賀子/暖かの俳句 石佛の湖畔暖かなるを訪ふ 門田窓城/暖かの俳句 包み込むあたたかさあり楽茶碗 土舘イサ/暖かの俳句 暖かや御礼詣りの稚児欠伸 森本恭生/暖かの俳句 久に聞く里の託りの暖かく 高橋泉也/暖かしの俳句 手で撫づる仏足石の暖かし 石崎そうびん/暖かしの俳句 竹やぶに陽だまり数多暖かし 渡邉春生/暖かの俳句 暖かや退院二年ぶりの宅 佐藤美和子/暖かしの俳句 久闊の友と会ふ園暖かし 土井木賊/暖かしの俳句 森雨止み陽光燦と暖かし 吉井竹志/暖かの俳句 暖かや憩ふ廻廊畳敷 岸野幸子/暖かの俳句 暖かやついうたた寝のお留守番 秋山英身/暖かしの俳句 卓球の玉に追はれて暖かし 前川嘉風/暖かしの俳句 さし伸べる観音のみ手あたたかし 吉野濃菊/暖かの俳句 あたたかや鹿の擦寄る厳島 橋本幹夫/暖かしの俳句 ドクターの明るき笑顔暖かし 古堂周子/暖かしの俳句 観音の御手にかざされ暖かし 山田行恵/暖かしの俳句 退院の友の笑顔の暖かし 奥田不二子/暖かしの俳句 心地よき言葉も弾み暖かし 山田笑子/暖かの俳句 暖かや目覚める気配野も山も 松葉律子/暖かの俳句 暖かや恙なきこと有難く 大畠宮子/暖かしの俳句 掛けるより受くる気遣い暖かし 梅田澄子/暖かの俳句 介護士に借りし詩集の暖かく 迫間喜美子/暖かの俳句 大地震奇跡の救助暖かや 保坂道子/暖かしの俳句 カラフルな遊具塗り立てあたたかし 池下よし子/暖かきの俳句 暖かき日の挨拶のおだやかに 藤本春苑/暖かの俳句 暖かや文化講演満席に 山口美琴/暖かしの俳句 病窓は南面に向き暖かし 水野惠以/暖かしの俳句 少年に席ゆずられて暖かし 清水恵山/暖かしの俳句 エスカレーター備へし寺の暖かし 保坂道子/暖かしの俳句 犬連れし翁の散歩暖かし 大西吉子/暖かの俳句 思ひやるこの一言の暖かさ 片岡正枝/暖かの俳句 あたたかやレツサーパンダに会ひしこと 及川輝子/暖かきの俳句 暖かき潮風なぶる磯の釣り 戸本文雄/暖かしの俳句 祝福の心に触れて暖かし 野田ゆたか